名古屋支部 HOMEへ戻る

東亜天文学会 名古屋支部 2009年12月12日(土) 例会報告

-------------------------------------------------------------------- 本部報告.doc        写真の並び順 (大倉正敏) 出席者 7名 池村俊彦、水野義兼、木村達也、伊賀正夫          長谷部孝男、 吉田孝次、清野千代子 日時  2009年12月12日(土) 15:00〜18:00→忘年会  場所  名古屋市 西生涯学習センター 視聴覚室  -------------------------------------------------------------------- 議題 1.本部の近況など(吉田)   近況について2時間ほど話し合いが行われました。   本部は大変困難な状況だそうです。何を信じればよいのか..。
2.2009年の会計報告(池村)   詳しくは会員内連絡のページをご覧ください。 -------------------------------------------------------------------- 3.会社内で天文のプレゼンテーションをしました。(長谷部) 技術継承   何か研修会のようなことをやってほしいとの要望に応え、天体の位置等の測定というような題名にしたのですが、   機械工作の会社にふさわしく、「技術を継承してきた人たち そして、技術を継承するひとびと」という題名で行ったところ、 大変好評でした。 150人×2回 など行いました。内容は、望遠鏡の歴史、天体観測などの歴史で、ガリレオの地動説なから 天体望遠鏡の原理、研磨技術などです。 -------------------------------------------------------------------- 4.ルナーオービターの当時の写真集について(長谷部)   1970年に発行されたものを広島の佐藤健さんに譲っていただきました。現代でも地上からは到底撮影できないような解像度の 画像が集められています。 -------------------------------------------------------------------- 5.Prof. Zdenek Ceplecha(チェプレハ教授)の死去 (吉田孝次) 阿部新助さん(台湾Institute of Astronomy, National Central University (IANCU))から チェコ オンドジェヨフ天文台のチェプレハ教授がお亡くなりになった知らせがありました。 また、IAU国際天文学連合 第22委員会(委員長 渡部潤一さん・国立天文台准教授)の Newsletterにも詳細が掲載されています。 Prof. Zdenek Ceplecha は去る12月4日、80歳でお亡くなりになりました。 チェプレハ博士はヨーロッパ火球ネットワークにより初めて写真観測により 隕石を捕獲しています。1963年に捕獲された隕石は、1959年に落下した プリブラム隕石( Pribram Meteorite) で、観測、分析がなされ、多くの火球の軌道 や大気中の振るまい(破砕化)、あるいは流星天文学への大きな功績を残されました。 そして、このヨーロッパ火球ネットワークは現在もなお稼動しています。 プリブラム隕石、イニスフリー隕石、ロストシティー隕石この3つの隕石軌道が隕石研究、 火球研究さらには、流星天文学を大きく前進させたこのであったことは、誰しも認めるところです。 私が1998年に参加したMeteoroids の席上、チェプレハ博士から人工衛星からの観測により 隕石落下を観測し、隕石の捕獲を…との呼びかけが、昨年小惑星2008TC3 の落下と捕獲で実現したものでした。 私達、流星観測者、流星研究者の研究は、これらの研究の上に成立つものであり、チェプレハ先生への感謝とご冥福を お祈りするものです。 --------------------------------------------------------------------
6.十三塾(ジュウソウジュク)について(吉田)   京都付近にこの地名があるとのこと。ジュウソウとはなかなか読めませんね。ここでは、交代で外国文献の輪読翻訳   を行っており、今でも続いているそうです。名古屋支部では岡本さんがここに参加されているそうです。それで、今回   流星の教科書はジュウソウジュクで翻訳された部分がずいぶん使われたとのことです。 --------------------------------------------------------------------
7.月面の写真[寝ている赤ちゃんを見守るガイコツ](伊賀) これは、アリスタルコス、コペルニクス、虹の入り江の中間点付近にあります。    名称を探してみましたが近くにはドリールクレーターがありました。特に名称は無いようです。   この案内図、写真とも上が南です。   案内図では右から太陽光が当たっており、私の撮影したものは左から光が当たっています。(伊賀)   どなたか挑戦されたら、お持ちよりください。(池村)   私が撮影したもの 2009/11/30 23時(JST)、月齢13.8 ころ   案内図 -------------------------------------------------------------------------------------------------------
  忘年会 出席者 8 名   例会会場から10歩ほどのところ、居酒屋「力」(チカラ)で行いました。 参加、問合せメール<ngc7635@live.jp> (連絡担当 池村) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  ○吉田孝次  メンバー ○伊賀正夫、清野千代子、木村達也、大倉正敏、水野義兼、長谷部孝男、池村俊彦、        木下正雄、岡本貞夫、古田俊正、 今枝、河原、滝 敏美、小島信久、後藤俊樹 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

OAA名古屋 HOME