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東亜天文学会 名古屋支部 2012年02月11日(土) 例会模様

2012/2月例会報告(word) -------------------------------------------------------------------- 出席者 6名  伊賀、木村、長谷部、浅井、清野、池村 日時  2012年02月11日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市 西生涯学習センター 第2集会室 議題   1.うるう秒情報その後(伊賀)  うるう秒廃止の議決が延期されました。 2012年7月1日のうるう秒は実施されます。  池村:  うるう秒実施を廃止した場合、100年後には太陽の南中が2分程度遅れるようになりますが、私たちの生活には支障は無いでしょう。  しかし、1000年後には、20分ほど遅れる様になります。このとき修正するには20分挿入になるので、コンピュータのシステム時刻を  どうやって対処するか、もっと苦しむことになります。  50年ぐらいで、うるう分を挿入するとか、2000年ぐらい後にうるう時間を挿入するとか、するのでしょうかね。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2.月食写真から、月までの距離を求める(伊賀) ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- 3.地球に接近中の小惑星エロス(433)を撮影しました。(伊賀) ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- 4.火星シミュレーションの動画を作りました。(木村)  池村氏の作った1月から5月まで、30分毎の火星シミュレーション静止画(48コマ×152日=7296コマ)を動画にしてみました。 テレビ用DVD は次の4個作りました。   2012/01/01〜05/31 15fps   2012/01/01〜05/31 30fps   2012/01/01〜05/31 48fps   2012/01/01〜05/31 60fps  30分置きなので1日分は48コマ 48fps は、1日1秒で進み、約152秒の動画となっています。  パソコン用はこれです。 メディアプレーヤーで見えると思います。  テレビ画面に映してみんなで鑑賞しました。 0001B.avi 47MB 0001C.wmv 32MB  2012/01/01〜2012/05/31 30分間隔7296コマ  5.ありあわせのレンズでレデューサを作ってみました。(長谷部)  先月の例会で、皆既月食中のビデオ撮影をしたと報告しましたが、この時使ったレデューサは1眼レフ用に作ったもので、 合成FLが1400mm程度。 ビデオカメラDFK21AU04に使うと、 @ 撮像範囲がやや狭い。 A やや暗い。(今回の月食が比較的明るかったにも関わらず) と反省し、今後のためにもう少し縮小比の高いレデューサはできないものかと、在り合せのレンズを調べました。 壊れた8mm映写機の投影レンズ(ズーム)の最前端の2枚(両凸+凸凹)の組合せで、多分アクロマートを構成していると思しきモノが φ48で焦点距離約60mmなので、φ50.8に収まるレンズケースを作り、試し撮りしました。 添付の月面.jpg(ゲイン=min:260、シャッター速度1/1000sec)は焦点距離推定用。撮像範囲は、CCDの対角でほぼ月面一杯、全域は 入らないものの、かなり短縮されていることを確認できた。詳しく測定してみないとわからないが対角が5mmだと、F2位の光学系になる。  色収差や解像度に問題があり、次項の恒星像では周辺の収差が大きい、光軸調整と縮小比を少し緩めて改善を考えたい。     天界の星食課報に、小惑星による恒星の掩蔽予報が出ているが、10-11等級が多いけれども、時々8等級の場合がある。  これがビデオで撮影できれば観測になるかも知れないと考え、何等まで撮影可能かプレアデス付近を撮り(M45.jpg)、星図と比較しました。  天体観測データブック(恒星社厚生閣刊東亜天文学会編)P241(M45zu.jpg)中青四角範囲が撮影範囲。  肉眼で3等級がやっとの空であったが、9.6等がぎりぎり写っている。 (ゲイン=max:1023、シャッター速度=1/4sec)  掩蔽は一度トライしてみるつもりです。     2月12日 追加検証の報告  月面のビデオは位置をずらして全面を撮影したが、合成したものが全面.jpg。この写真の月外周3点のピクセル座標から計算した直径は  725.7ピクセル。ピクセルサイズ=5.6μmで計算すると直径で4.064mm。 この時の月までの距離369000kmと直径3476kmから、  合成FLは431mm、F=1.55と計算された。  解像度の解決が出来なければ、もう少し素性の判ったレンズの入手も考えたい。 6.ありあわせのレンズで日食(5月21日)撮影用の鏡筒を作りました。(池村)  捨ててあった古いプロジェクタの投影レンズ、330mmアクロマートを使って太陽撮影用の鏡筒を作ってみました。  あと少し、カメラとの接続部分と、望遠鏡の架台に取り付ける工作で完成します。  直径90mmの「かめのえさ」の空き缶(紙製)がちょうど良い長さだったので、この缶の模様が見えるように組み立てました。  ねじと工具代で4000円ほどでできそうです。  2月12日 工作完成、テスト撮影の結果。
   









 レンズを30mmほどに絞ったのですが、
 ・黒点が青く写っています。
 ・黒点の周りに黄色のにじみ。
 ・太陽の周辺部分が黄色い。
 アクロマートはこんなにひどいものだったとは。
 眼視では我慢できる像だったのですが、
 アポクロマートか、FLを入手してやり直す決心をしました。

  「かめのえさ」が悪いのではありません。
  


  

7.その他
 アサヒペンタックスのミニチュア玩具を手に入れました。(木村)
 吉田さんに見せたかったね。
  

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 支部長   吉田孝次  
 メンバー 伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、池村俊彦、浅井香代、田中利彦、清野千代子、 
      滝 敏美、大倉正敏、水野義兼
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