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東亜天文学会 名古屋支部 2013年02月09日(土) 例会模様

2013/02月例会報告(word)   出席者 8名 吉田孝次、伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、浅井香代、小林美樹、池村俊彦、加藤武(見学者) 日時  2013年02月09日(土) 例会14:00〜16:30 場所  名古屋市 西生涯学習センター 第3集会室 議題   1.見学希望者のため、自己紹介  ・吉田孝次 愛知県豊川市 名古屋支部 支部長 東亜天文学会の概要を説明   流星をやっています。  ・池村俊彦 名古屋市天白区 名古屋支部の雑用、会計、ホームページを担当   惑星をやっています。  ・長谷部孝男 愛知県春日井市 亜天文学会の月面課長   いまさら、されど、月面に取り組んでいます。  ・伊賀正夫 愛知県岡崎市 何でも撮影しています。  ・浅井香代 名古屋市西区城西 星を眺めるのが好きです。  ・木村達也 名古屋市昭和区 何でも撮影しています。    ・小林美樹 名古屋市昭和区 昨年は皆既日食を見にオーストラリアへ行きました。  ・加藤武(見学者)名古屋市西区城西  天文学ということでどのような活動をしているのか   ちょっと気になって見学してみました。いちおう小望遠鏡があるので覗いてみたりすることがあります。 -------------------------------------------------------------------------------------------- 2.いろいろ撮影しました。(伊賀)    ・月面の名所χを撮影しました。    ・月面の名所A を撮影しました。    ・小惑星 3935 Toatenmongakkaiを撮影しました。    ・夕空低く水星と火星の近接の様子を撮影しました。   -------------------------------------------------------------------------------------------- 3.小惑星 2012DA14 が2月16日05:00(JST)頃、地球に接近します。(伊賀)  http://www.heavens-above.com/2012da14.aspx?lat=35&lng=137&loc=Unspecified&alt=15&tz=UCT ↑名古屋の様子が表示されます。 記述してある時刻は世界時です。日本時間2月16日午前5時にしし座の腰付近です。↑  http://ssd.jpl.nasa.gov/horizons.cgi#top  http://lv1uni.web.fc2.com/tuki/nikki5.html  を参照しました。軌道要素は直前のものを使ってください。  2012DA14は2012年02月23日にスペインのラサグラ天文台で発見された  離心率 EC=0.10823、日点距離 QR=0.89330、公転周期PER=1.00261 の小惑星です。  a)最接近時のデータ  時刻:2013年02月15日19時25分49秒(世界時)、04時25分49秒(日本時)  地心距離:34,100km  視直径0.25"角(推定)  速度:7.818km/s  名古屋における薄明始まり時刻(日本時)など  (フリーソフト「つるちゃんの天体出没時刻表」による)  天文薄明:05時 13分、航海薄明:05時 42分、市民薄明:06時 12分  夜明け:06時 05分、日の出:6時 38分  b)見え方(北緯 35度、東経135度)(北 0度、東 90度、南180度)  見え始め:高度 00度、方位角 213度、星座:ほ座時刻(日本時):03時34分ころ  c)経路( )内は高度と方位角:  見え始め03:34ほ座(0,202)→04:00ポンプ座(12,213)→04:30コップ座(28,234)→ろくぶんぎ座→05:00しし座(39,263)→こじし座→05:30おおぐま座(42,289)  →06:00おおぐま座(40,307)  JPL:Nagoya Japan(136°55'00.1''E, 35°15'00.0''N)北名古屋市名古屋空港  しし座の腰付近の2星、縦の間隔5゜を10分で通過する。これは日周運動の約2倍の速さです。(池村)   ------------------------------------------------------------------------------------------------ 4.月面流星観測 LIME用の観測器材に関する調査・試作 について(長谷部)  @ LIME:Lunar Impact Monitoring Event  月面衝突天体の監視。   月面での活動における危険要因として、流星物質の衝突頻度の確認。   地球では大気に守られて、直径数m級でないと地上まで到達せず、頻度は少ないが、月面では、直径mm以下でも致命傷の可能性がある。  A 日本のアマチュアへの参加呼びかけがある。 OAA月面課への協力要請があり、参加表明した。  B 月・惑星の観測、撮影をしている人が持っている器材での可能性を確認する。   流星観測用高感度CCDカメラWATECとUFOキャプチャーの組合せが推奨されている。   月面の広い範囲をカバーできることが望ましい。→ 縮小光学系。   一昨年の月食時に使った光学系の改良。あり合わせレンズ → 新規購入。   セレストロンC-11の主鏡・副鏡の焦点距離の推定と、調整範囲の確認。   数箇所での像位置と像のおおきさから、CP+主鏡:f1=580mm、副鏡:f2=-160 と推定     → φ30 f3=50として5〜10分の1に縮小を目指す。   手持ちレンズでのテストでは反射光が結構入るので、反射率の少ないコーティング選定。     (Edmund Optics ach lenz 30X50 vis0°\11,700)  C 塩化ビニルパイプを使ってホルダーを加工製作。このほかCマウントバレル(\2,200)    D とりあえず手持ちのCCDカメラDFK21AU04を用いてのテスト    調整可能範囲で最も短い位置で、焦点距離 efl=394mm F1.41 (月面の撮影で確認)    最微等級 3.5magの空でプレアデスを撮影 1/30秒露光で 約9mag                        1/4秒露光で 約11mag  E WATECカメラについてネット上で調査、岡本さんに電話でお教えいただく    カメラ自体は約4万円    ビデオ信号を記録するためにキャプチャーが必要(1万円程度?:未調査)    UFOキャプチャー(シェアウエア)  F 長谷部の課題;   手持ちPCが通信速度の関係か、30-frame/秒の設定ではコマ落ちするので、更新が必要。  G 一般的な課題;   焦点位置のかなり内側にセットする必要がある。シュミカセでは像の良否を問わな   ければかなりの調整が可能だが、ニュートン式などの場合は縮小比が限定される。   ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 5.太陽撮影専用のフィルターと望遠鏡ですごい太陽像が撮影できるようです。(吉田) 6.日本流星研究会で速報などをスキャンして1号から100号 101号から202号をまとめてCDを作りました。(吉田) ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 7.今年の名古屋市部活動をみんなで考えよう(吉田)  ・観望会は開催が難しい。  ・携帯電話のカメラで望遠鏡の月面を撮影する方法などは興味を引くと思われる。    ・小型望遠鏡を持ち込んで実演してはどうか。  ・例会は14時からなのでその前13時から1時間程度一般向けに実演説明するのは可能だと思う。  ・ロビーに並べる案内パンフレットを作ろう。  などの意見が出ました。  まずは  小惑星2012DA14 3月に現れる彗星、を確実に撮影しましょう。  11月に現れる彗星の説明会を考えてみよう。  ということになりました。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 8.本日の資料   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、浅井香代、清野千代子、小林美樹、池村俊彦        田中利彦、滝 敏美、大倉正敏、水野義兼 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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