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東亜天文学会 名古屋支部 2023年08月12日(土) 例会模様

-------------------------------------------------------------------- 参加者:吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、伊賀正夫、小林美樹、木村達也(6名、内会員5名)  日時  2023年08月12日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室 主な話題:  1. 話題いろいろ(docx)                          (今枝) (1) 最近発見された彗星の軌道要素 (2) 103P/ハートレー第2周期彗星位置推算表 (3) オールト雲内の小天体の速度はどれくらいか


 2. 話題いろいろ                          (長谷部)  (1) 月面あちこち(13) 他 少し先の回まで投稿しているがトピック的記事優先なのか掲載は間が開いている。 久々に(13)の校正依頼が届き8月号に掲載された。 今回は色々な面白い形状に見える地形の紹介である。 愛媛支部長の竹尾氏からメールのより、IAU主催のアジア太平洋地域の天文学に関する国際会議 APRIM2023で、8月7日から11日まで掲示のポスター「月面LOVE」を紹介するが 関連資料として、  「ハイハイする赤ちゃんと見守る骸骨」「威嚇する猿」も紹介したいと画像を求められ、内容類似 の月面あちこち(13)の原稿を送付しました。 8月11日にポスターの最終原稿と渡辺潤一氏からの現地状況写真を転送いただいた。

(2) 中日新聞の天文関係記事 7月8日から8月11日の1か月間で、毎夕刊掲載の星の物語を除いて 17件。 JAXA イプシロンS 2段目エンジンテストで爆発関連4件、 ボイジャー2号通信途絶関連2件、名古屋大で宇宙線研究者の会議関連2件、 ペルセウス座流星群、SLIM・XRISM打ち上げ予定など。 (3) 第18回 もういちど学ぶ天文学 on Zoom 名古屋大学名誉教授 福井 康雄 恒星の質量に上限はあるか? 友人からの要請もあって作成した概要を例会参加者に配布しました。
(4) 臨時観望会 7月22日は春日井市の納涼祭りで17:30―20:20花火が打ち上げられた。 自宅から50m程の路上で遠目ながら見えるので 毎年近所の10世帯位の人出がある。 金星は沈んだものの4.7日の月が見え 5cm×16望遠鏡を簡易赤道儀に乗せて準備し、花火が打ちあがる 合間に見せた。 ジャンサンが確認でき園児・小学生とその親 15名程に喜んでもらえた。 (5) ネット上に見つかった面白そうな記事 Sky$Telescopeの記事で、天体の時間変化をTimeLapseによって表現したもの。 短時間でも球状星団内の変光星の光度変化、数年で「かに星雲」内部のガス運動の変化、 100年単位の散光星雲や惑星状星雲の形状変化などダウンロードできたので紹介する。 球状星団中の変光星は数時間で光度差が十分判り、今まで気づかなかったことが面白い。 散光星雲などは感光材の特性変化や露光条件の影響はないのか?ちょっと気にはなる。 画像についてはダウンロードできたので紹介します。 ビデオ映像も2本あるが、これは取り込めなかった。 本サイトは下記; https://skyandtelescope.org/astronomy-news/time-lapse-animations-reveal-a-universe-in-transformation
(6) 地元社協主催の観望会準備 木星・土星も見たいという意見で10月21日・22日に計画、具体的な観望内容を検討し始める。  3. 話題いろいろ                     (伊賀) (1) 撮ってみました 夏の大三角 (画像をクリックすると拡大表示します。) さそり座(画像をクリックすると拡大表示します。) りゅう座(画像をクリックすると拡大表示します。)

(2) BASICで天文 (伊賀) 星の出没、望、食、二至二分などの時刻計算法を調べてみた。 @. Web 計算機のラグランジュ補間 xとyの表が与えられ特定のyに対するxの値が欲しいときは カシオ計算機社が運営する高精度計算サイト『keisan』 にある、「ラグランジュ補間 (11 点まで)」を利用して必要な精度で 求めることができる。
A. 3次方程式の解 xとyの関係y=f(x)=0がわかっているときは、2分法やニュートン法で y=0のときのxを求めることができる。
B. 4点を3次式で近似 4組の(xi,yi)が与えられていて、式y=f(x)=0がわからないときは、 (1)引数が等間隔であれば、長沢工『日の出・日の入りの計算』p.96 の式を使って、x=Ad^3+Bd^2+Cd+DのA,B,C,Dが求まる。 (2)表計算ソフトの 各セルにつぎのようにデータを入力すると、 (1)A2からA5に時刻 (2)B2からB5に高度 (3)D2からG2は各定数を求める式を入力する。 D2に=INDEX(LINEST(B2:B5,A2:A5^{1,2,3}),1,1) E2に=INDEX(LINEST(B2:B5,A2:A5^{1,2,3}),1,2) F2に=INDEX(LINEST(B2:B5,A2:A5^{1,2,3}),1,3) G2に=INDEX(LINEST(B2:B5,A2:A5^{1,2,3}),1,4) 3次式の各係数を求めることができる。 C. ベガ出時刻の比較 データの出典:天文ガイド 1988 年 8 月号『天文計算プロムナード』 海上保安庁水路部 久保良雄 (時刻,高度):(12,-9.511),(13,-3.030),(14,5.034),(15,14.299) を使って、ベガの高度が0になる時刻を調べてみると、 (a)天文ガイド1988年8月号: 13.3964 (b)ラグランジュ補間 Casioサイト:13.39659 (c)長沢日の出3次式近似: 13.39660 (d)表計算ソフトLibreOffice: 13.39659 が得られた。
4.ネットカメラ活用ミーティング(第3回)Zoom (吉田)



5. その他


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  木村達也  メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、        小林 美樹、中谷仁、今枝優、土合加津代 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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