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東亜天文学会 名古屋支部 2007年12月08日(土) 例会報告

-------------------------------------------------------------------- 出席者 14名 写真の並び順 尾崎公一 大倉正敏 水野義兼 滝 敏美 後藤俊樹 木村達也  長谷部孝男    岡本貞夫 平澤康男 吉田孝次 清野千代子 長谷川一郎会長 田中利彦 池村俊彦  日時  2007年12月08日(土) 15:00〜17:50 場所  名古屋市 中生涯学習センター OAA事務局への例会報告(WORD) 主な話題:  1.作図による位置早見3件(平澤) 2008〜2010年の旧暦閏月の割り振りについて  節気 中気・・・  原寸A3   金星の諸現象の早見盤、2008年〜2010年 原寸A3   火星の図による位置計算   図から黄軽、黄緯を求めて....   図計算ですが、精度0.5゜くらい。相当な精度であることがわかるでしょう。   図1 原寸B4   図2 原寸B4  2.月面写真展開ソフト  (長谷部)   クラビウス周辺の15cm反射による写真を真上から見た写真に座標変換するソフトの試作紹介。月面図でのテスト変換など。 原画像 変換後画像 作成したアプリケーション ORTHOMOON.EXE 使い方の説明 PPT 位置がわかっている場所を指定して位置の値を入力、月面中央の余経度を入力します。 ORYHOMOON.ppt 経線は直線で、画像中心位置の緯度に円錐を接触させ、球心から投影したような形になります。 3. 2007年オリオン座流星群の活動―日進での電波観測から (岡本) 2006年に大きな活動がありました。母彗星はハレー彗星だといわれているものです。 2007年の観測結果を並べて極大のピークを調べてみました。これは眼視ZHRと電波観測による長時間エコー等での観測結果を 並べてみました。 これを見ると、2007年は、10月22より、23日に近いほうに極大があったんじゃないか、と思われるような結果となりました。    2007年12月12日ころの双子流星群について、    夕方に三日月があり、この地球照のところで月面流星が観測できそうです。    月面が好きな方は、ぜひ観測してみてください。    といっても、地球照部分を眼視で1時間も注視するなんてことはムリですから、ビデオカメラなどで    地球照部分だけを写野に入れて、動画撮影をしてください。    時刻精度は1秒程度でも良いです。30fpsで撮影した場合、月面流星は2コマ〜3コマに連続して写るはずです。    12月11日、12日、13日が集中観測日で2時間程度連続して撮影してください。 4. ペルーに落ちた隕石についての紹介 (吉田)   2007年9月17日ボリビア・ペルー南部プノにおける隕石落下によるクレーターの様子を紹介。   直径30m、深さ6m、水が溜まり、池になっている。   人類の居住地区に大変近いところに落ちたのは大変珍しいことです。   何かガスが発生して多くの住民が病院で手当てを受けたとの情報もありました。   また、この隕石の破片を既に入手したという日本人がいるとか、いないとか...。 5. Holmes彗星の観察 (滝) 17P/Holmes彗星の眼視によるスケッチ観測から、位置、視直径 などを測定。10月27日から11月18日まで測定して評価してみました。 今年は、トリニタ・デイ・モンティ教会の垂直日時計の分析で面白い研究ができ、 さらにHolmes彗星では、今回の分析により11月18日ころにはコマが太陽より大きいこと、 拡散速度が直線的で、10月24日にコマの拡散が始まったことを突き止めるなど 面白い分析ができて、楽しい年でした。 6. 各地の観測者の写真・観測結果などの紹介 (田中) 70P/Kojima彗星、タットル彗星、8P/TuTTle、93P/Lovas、Nova M31 2007−12a、17P/Holmesなどの彗星の写真を紹介。 7.Holmes彗星の写真報告  (尾崎) 8.Holmes彗星の写真報告  (木村) 2007/11/03  22h04m38s  exp.30s  D200mm fl1200mm 直焦点 2007/11/17  22h16m00s〜38m02s  exp.2m30s*4コマのコンポジット D160mm fl530mm 直焦点 2007/11/17  22h16m00s〜38m00s  exp.2m30s*4コマのコンポジット fl=200mm F2.8(F4に絞る) 8.小島信久氏からお預かりした写真 2点(平澤) Holmes彗星 70P/Kojima彗星の画像 9.長谷川一郎会長による「天保暦の二十四節気」についての講義   二十四節気は、地球軌道、地球から見た黄道上の太陽の黄経が 0゜15゜30゜....345゜になる瞬間を含む   日本時間の日 として算出されているものです。   天保暦以前の二十四節気の日の計算は、地球の公転軌道が真円であるとして(黄道上を等速で太陽が動くとして)   算出されていました。   天保暦からは、太陽の視位置により求められることとなったため、公転軌道が楕円軌道であることにより、   節気の間隔が一定ではなくなりました。2〜3日の差であるが、二十四節気の日がこれにより求められるように   なりました。この2〜3日の差により、閏月の設定が変わってくることがあったはずです。 10.続いて忘年会会場へ 東へ徒歩2分      ○忘年会  12月8日(土)味工房 「八心」 上前津店 午後6時〜8時、参加者14名(全員)      長谷川一郎会長、平澤支部長を囲んで天文談義に花が咲きました。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 平澤康男 古田俊正 小島信久 木村 達也 水野義兼 大倉正敏、滝敏美、後藤俊樹       池村俊彦 角田玉青 岡本 貞夫 長谷部孝男 清野千代子、・・・・ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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