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東亜天文学会 名古屋支部 2008年05月10日(土) 例会模様
OAA事務局への例会報告(WORD)
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出席者 7 名 吉田孝次、清野千代子、後藤俊樹、長谷部孝男、滝 敏美、水野義兼、池村俊彦
日時 2008年05月10日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第3集会室
1.散開星団のHR図(滝 敏美)
ティコ星表データー(収録星数250万個)をネットから得て、距離情報と、色温度情報から
表示の等級をそのまま使ってHR図を描いてみました。
このHR図を見ながら、該当の星団を観察すると、また別の楽しみ方となります。
(意見)このようなもの作ろうなんて、よく気が付きましたね。すごい!(池村)
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2.天文関係偉人の本の紹介(長谷部孝男)
広島在住時にお世話になった方の本が出てきましたので、紹介します。
村上忠孝さん (日本流星研究会2代目会長)
佐藤 健さん 木星スケッチについてご指導いただきました。
これは、村上忠敬さんの資料
村上忠敬さん
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3.反射望遠鏡の光軸調整について(長谷部孝男)
知人から譲り受けたC11を調整しているところです。
月面や、惑星を撮影するには、光学系を最良の状態に調整する必要があります。
ピントをぼかして恒星を撮影すると、光学系の状態の評価がしやすいとの情報により、
撮影してみました。 CPを押すだけでも、像が変化することが良くわかりました。
ずいぶんひずんだ部分があるので調整が必要だとわかってきました。
ネジを緩めたり、分解して、調整していきたいと思っています。
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4.宇宙論 次元について(後藤俊樹)
3次元+時間で、4次元、さらに5次元 という宇宙観について考えているうちに、気が付いた
ことがあります。
X Y Z T の各次元要素に、複素数をあてはめると、どうなるのでしょう。
つまり、 aX+bXi , cY+dYi , eZ+fZi , gT+hTi
ということです。
NHKで次元について、5次元について、放送されたことがありました。見た人いますか。
個々に立方体の中に4次元の世界があって、それの複製の立体が鏡に映ったように無限に
構成されている空間というイメージでしたが、その1つの次元ごとに、複素数を当てはめる
というものです。
まだ、考え付いた、というだけで、実態の世界とどのように結びつけるのか私もわかりません。
意見:吉田 OAA副会長の井上猛さんが、そのようなことにたいへん興味を持っておられるので、
一度お話をされてみてはいかがですか。(吉田)
意見:池村 データペースでは3次元、4次元、5次元....と何次元でも作れますが、実時空間に
当てはめることは想像もつきません。これに、さらに複素数ですか。
誰かがこのように新しいことを思いついて、それがきっかけで何か新しい理論を誰かが考えるので
しょうね。
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5.光学エレメンツ、小さな球面鏡(池村俊彦)
廃棄物として捨てられていた古いプロジェクターを分解したところ、たいへんきれいな凹面の
球面鏡が得られました。見ていると不思議な興味をそそられる感覚がありました。
しかし、私には何の利用価値もありません。みなさんに眺めていただいた後、数学の教師を
やっておられる後藤さんにお持ち帰りいただき、教材として活用していただこうと思います。
質問:後藤 旧式プロジェクターのどこにどのように使われていたのですか。
回答:吉田 旧式のプロジェクターはハロゲンランプを使っています。ハロゲンランプの光源は
タングステン線をコイル状に巻いたフィラメントですので、投影レンズの瞳にはフィラメントの
形をした隙間だらけの像ができます。そこで、球面ミラーをフィラメント後部に使うと投影レ
ンズの瞳には逆に巻いたフィラメントの反射像ができます。結果的に、瞳の中はフィラメント
で埋められますので、投映像を明るくすることができるのです。
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6.近況と、これからやりたいこと(水野義兼)
新しく撮影用に冷却CCDを購入しました。 以前のものと感度は同じくらいですが、転送速度
が速いので、能率が上がると期待しております。現在、仕事が忙しくてなかなか、本格的な
活動の準備も整わない状態です。
試行撮影してみたところ、1秒露出で15等級の星が写ります。
使用望遠鏡はC11 280mmSCです。 みなさん、超新星をやっておられる方が多く、ほとんどの
方が自動化されて、能率を上げており、相当の工夫をしないと、とても太刀打ちできるレベルには
なりません。
わたしは、彗星をやろうと思っています。
小惑星は6万台となり、黄道付近に集中しており、もはやわれわれには困難な存在となりました。
彗星は全天どこでもいいので、新彗星を捉えるチャンスもあるんじゃないかと思っています。
意見:吉田 岡本さんや私は「科学する」「科学的な成果を出す」ために、流星の、自動撮影、
自動検出をやってきましたので、効率よく成果を出すことができました。しかし、その反面、
わくわくするような体験から遠ざかっているように感じています。また、人と同じ機材、同じ
システムを用いることで経済的な恩恵にもあずかれますが、自分だけが体験できる発見に出く
わすことも減るように感じています。「科学すること」とわくわくすることを両立させるには
自分しかもっていないシステムを作り出すしかないのかも知れませんね。
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支部長 吉田孝次
メンバー 滝 敏美 後藤俊樹 木村達也 長谷部孝男 大倉正敏 水野義兼
岡本貞夫 平澤康男 清野千代子 池村俊彦 古田俊正 小島信久 角田玉青・・・・
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