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東亜天文学会 名古屋支部 2008年07月12日(土) 例会模様

OAA事務局への例会報告(WORD) -------------------------------------------------------------------- 出席者 6名 吉田孝次 清野千代子 岡本貞夫 木村達也 田中利彦 池村俊彦 日時  2008年07月12日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市女性会館 3階 第4集会室(たいへん広い、総会でもできそうな部屋でした。)   -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
話 題   1.大赤斑とすぐ右側に小さな赤い渦のその後(池村) 6月30日に大赤班の右端に到達し、7月3日までは大赤班の右側付近にいました。その後、急に大赤班の  左巻きの渦に乗って 7月4日に大赤班のすぐ上、7月5日には左のほうに到達しました。  7月9日ころまでは左端でうろうろしていたのですが、10日には、徐々に離れていく気流に乗ったようです。  鮮明には撮影できないので、7月9日の小さな赤い渦の位置がわかりにくいのですが、メタンバンドの撮影  により、その渦の芯が左のほうに移っているのが確認されました。  小さな赤い渦が大赤班とぶつかってぐるりと一周回るとか、大赤班に飲み込まれて消えてしまうのか、楽し  みにしていた方が多かったのですが、するりと追い越して通り過ぎてしまい、残念でした。  
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2.流星群の命名方法について(岡本) IAUでの提案に向けて、流星群の命名方法についての作業部会で検討が進められている状況についての紹介  です。 日本からは阿部新助さんが参加されています。   これ流星群命名法規則つくり.docをご覧ください。  星座名、明るい恒星名などが引用されるようになり、私たちのなじみのある、ジャコビニ流星群とか、四分義  座流星群 という名前は使われなくなるそうです。2009年リオデジャネイロで行われるIAU総会で決定される  予定とのことです。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 3.本の紹介「日本の天文学の百年」(木村)  2005年に行われたOAA名古屋総会の写真が掲載されていました。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4.ディジタル一眼レフを使った流星観測について(吉田)  日本流星研究会の天文回報に掲載されていたもので、私も気になっていたことです。  ディジタル一眼レフはインターバルタイマー撮影など たいへん多くの機能があるのに、天文観測にはあまり  活用されていない。ように思います。  流星撮影の場合、フィルムで撮影すると長時間露光は相反則不規のため、バックのかぶりは時間とともに感度  が下がるが、出現する流星画像は一瞬のため高い感度で捉えられる。  それに対して、CCDのカメラでは相反則不規がなく、どんどんかぶるため、流星撮影ではたいへん不利である。  しかし、フィルムでは都会の中での日周運動はとても撮影できませんが、ディジタル一眼レフの特長を生かし  て木村さんが連続撮影で都会の中での日周運動を撮影されました。  CCDカメラは画像データーとして得られるので、流星の位置を拡大してマウスでフォーカスするだけで座標値  が簡単に得られる利点もある。  ディジタル一眼レフ機能を生かして、天体撮影にもっと利用すべきだと思います。  意見(池村)天体観測として利用する場合はRAWを使うべきだと思います。jpg等で出力された画像はCCDで受光   したピクセル値や座標位置を変化、加工したもので、より明度、位置を重視するなら、RAWを利用すべきで すよ。  意見(吉田)まずは、とにかく機能を利用して、撮影することが先決ですね。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------
5.彗星の写真紹介(田中)  彗星画像をご紹介します。  12日、名古屋は、快晴でしたが、帰宅すると曇り。朝方も、雲がとれず、強行撮影しました。  07W1ポアッチーニは、なんとか写りましたが、尾は写りませんでした。 標準撮影データ  望遠鏡   高橋     TOA130    焦点距離 約760mm F 5.85  カメラ   ビットラン  BJ-31L    視野 39′x 31.5′  1ピクセル 1.818″  露出    60秒     30秒のインターバルで、7枚撮影  撮影地 自宅 東経136度07分58.1秒 北緯 34度46分06.9秒 標高 152m + 5m  ステライメージで、(メトカーフ)コンポジット レベル補正 かぶり補正 ノイズキャンセル  フォトショップで、20′x 20′に切り出し、反転 等
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6.OAAの活性化について(池村提起、全員で討議) 地域での天文普及活動の手始めとして、生涯学習センターで 学校での部活動外部指導者 地域での生涯学  の登録があります。  習ボランティア利用者の立場で、自然科学を探したところ、天文関係はありませんでした。この自然科学の  分野に天文があったらなと思いました。いえ、それは、もしかしたら私たちが登録するべきでしょう。しか し、一人ではとても負担が重い。 こういうとき、平沢康男さんにご相談、ご指導いただけたらと、思いま  す。まだ私(池村)は未熟で、自分のことに手いっぱいで、生涯学習ボランティアは荷が重く感じます。  名古屋支部としてこれに取り組むことはでききるでしょうか。  いろいろと、論議しましたが、小学生や女子では保護者同伴で、事故、安全の問題があり、なかなかたいへ  んなことだという意見が多く出ました。    ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- おしらせ  次回2008年08月09日(土)は名古屋市西生涯学習センター(浄心)です。池村は仕事のため出席できません。  この時間は埼玉県か東京付近の電車の中です。 吉田さんよろしくお願いします。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 清野千代子、後藤俊樹、長谷部孝男、大倉正敏、岡本貞夫、木村達也、池村俊彦 平沢康男 古田俊正 小島信久 水野義兼 角田玉青・・・ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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