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東亜天文学会 名古屋支部 2009年03月14日(土) 例会報告

--------------------------------------------------------------------  例会報告200903.doc 出席者 吉田孝次、佐藤利男、田中利彦、田中容子、清野千代子、伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、水野義兼、池村俊彦 日時  2009年03月14日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市 中生涯学習センター 2階第二集会室 議題   1.自己紹介 2.ローウェルの伊勢神宮参拝など(佐藤)       1893年明治26年11月10日(金)の伊勢新聞2ページ (2609×3464 6.5MB) 上記新聞の下側中ほど切り抜き、掲載部分  
 ローウェルの著書の部分    佐藤利男さんが執筆された本 出席者全員に配られました。  
 ページの一部。ローウェルが日本に持ってきた15cm屈折は、このファインダーだったのではないですかね。  1893年でアクロマートの15cm屈折とは、家1軒分ほどの値段だったでしょうね。  (佐藤)いえ、もっともっととんでもない価格でしょう。ローウェルは大変な金持ちだったようです。   -----------------------------------------------------------------------------------------------------------
3.『ついに地球と衝突した小惑星』〜吉田孝次  スティーブ・チェスレイ、ポール・コーダス、ドン・ヨーマンス(Nov.4,2008)によれば、   2008年10月6日6:39UTにリチャード・コワルスキーがカタリナ・スカイサーベイ  (レモン山1.5m望遠鏡)で19等級で日々の移動量2.5°もある小型のNEO天体を発見した。  世界中のプロ・アマによる26の観測データにより発見から20.5時間後に地球と衝突する  ことがわかった。まるで、どこかで見た映画のようである。  小惑星のアルベドから直径2〜5mの天体と推定され、対地速度12.4km/sで大気  に衝突すれば、TNT火薬1000キロ・トン程度の運動エネルギーと考えられる。  (P. ブラウン、ジョンソン)  気象衛星Meteosat 8/ EUMETSATの赤外像にアフリカ、スーダン北部で高度37km  で爆発した様子が映し出されている。   これらの報告結果からわかることは、小惑星として位置観測〜軌道計算までされた  ものが、計算された結果どおりの時刻と位置に落下したこと。落下過程の画像が捉え  られ、隕石雲の写真も撮られ、隕石として落下したものが回収された。このような完全  にデータが揃った小惑星の地球への衝突は初めてであり、大変重要なイベントであった  と考える。    ついに地球に衝突した小惑星.ppt ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 4.名古屋市科学館の利ニューアルについて(吉田) 現在の科学館の北側駐車場に新館を建てて、プラネタリウムを移転するそうです。  2011年春完成予定で、直径35mの球状の上半分がプラネタリウム、下部は展示場だそうです。   -----------------------------------------------------------------------------------------------------------
5.鹿林( ルーリン)彗星を撮影しました。(木村、田中) 木村さん  1月 4日のものはアンチテールが写りました。   2月22日のものは、ずいぶん暗くなりました。
2009/01/04 05h33m〜05h41m exp2m 4コマのコンポジット ISO1600 D160mm f530mm 直焦
2009/02/22 11h23m〜00h43m exp5m 4コマのコンポジット ISO800 D160mm f530mm 直焦
 私もルーリン彗星を撮影しました。(田中)
2009/03/11 16:35:00(UT)
2009/03/01 14:25:45(UT) (200mmF4 BJ41C)

2009/03/01 14:25:00(UT) (TOA130 BJ-31L)

2009/02/25 13:09:30(UT) (200mmF4 BJ41C)
2009/02/23 14:50:18(UT) (80F4 BJ41C)
土星とルーリン彗星
薄雲がありましたが、強行撮影です。
 条件が悪かったので、縦縞が目だってしまいました。

2009/02/21 14:25:00(UT) (130mm refractor)
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6.熊森さんの活動のテレビ出演について(田中) NHK大阪で、ソフィア境で、天体観察会で活躍中の熊森さんが放映されました。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 7.月面、M天体を撮影してみました。(長谷部)  緑矢印のクレーターは、斜めに衝突したのではないかと思うのですが、  斜めに衝突してもクレーターは円形になることが知られているので、このような例が  他にも無いか見ているところです。  
 また、クレーター周囲の盛り上がりの無いクレーター(水色の円内)がここに写っています。 37の文字に見える星団です。写野に導入して、37と読めたときに感激しました。
 おなじみ、オリオンの星雲です。  ガリレオについて、書かれた本を見つけました。  OAA東京支部でこの表紙にある望遠鏡を再現しようと計画しているとのこと。  2本あるが、片方はファインダーですか。 いいえ、体裁よく2本並べて飾ってあるだけです。  架台はこれを使ったのですか。 いいえ、これは展示用の飾り台です。  単レンズF30でガリレオ式で覗くと、視野は大変狭く、木星の衛星や土星のリングを導入するのは  大変困難だったでしょうね。どのような架台を使ったのかにも、興味がありますね。   ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 8.その他    例会の様子       左から 吉田孝次  水野義兼   伊賀正夫     田中利彦  奥様             長谷部孝男       左から 長谷部孝男   佐藤利男   木村達也   清野千代子
長谷部孝男さんが作ったステレオ写真を見る装置     今、月面写真がセットしてあります。     (伊賀さん) おお!真ん中が膨らんでいるように見えますよ。    長谷部孝男(ステレオ写真を見る装置(作者)    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 田中利彦、伊賀正夫、清野千代子、木村達也、長谷部孝男、水野義兼、池村俊彦、             小島信久、木下正雄、岡本貞夫、滝 敏美、古田俊正、大倉正敏、後藤俊樹 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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