名古屋支部 HOMEへ戻る

東亜天文学会 名古屋支部 2011年01月08日(土) 例会報告

2011/01月例会報告(word) -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 出席者 5名 吉田孝次、長谷部孝男、清野千代子、伊賀正夫、木村達也 日時  2011年01月08日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市 西生涯学習センター第3集会室    議題   1.新年のあいさつ 支部長 吉田  混乱していた会のも収束し、ことしは会の運営をスムーズ行いたい。  サイエンスを中心として「天文」を行っている人に運営を委ねるのは、その方に大きな負担を与えることにも なり難しい問題です。 昨年の12月25日に「法人化」について話し合いました。 「法人化」といってもいろ いろあり、そのメリット・デメリットを検討したいと考えています。  個人的には(流星観測の記録済みの)Hi8テープが多くありその解析をしていきたい。   
 木村    デジカメがどんどん高性能になっていくので今年はデジカメを買い換えて、お気楽天体写真を撮っていくつ   もりです。     伊賀   天文用に小屋を作り望遠鏡を設置しましたのでどしどし観測するつもりです。   (伊賀さんは太陽・惑星・星雲団と幅広く撮影されています)。     清野   パソコンの勉強を続けています。 昨年二十年続いた俳句会を解散しましたが、俳句はこれからも続けてゆく   つもりです。     長谷部   観測テーマを決めて観測していきたい。 自分でこれだと思ってもすでに結論が出ている事が多いのでなかな   か見つかりません。   
 2.月面について (長谷部)   自分の撮影したアリスタルコスの写真からクレーター壁の構造を詳しく知りたく、「かぐや」のデーターを   JAXAのHPからダウンロードしたものを使ったのですが数値が荒く細かい様子がわかりません。 海のしわ   も同じです。 JAXAに質問してもこれ以上細かいデーターの公開はしないようです。   いわゆる「丸い海」は大きな天体が衝突してできたと考えられています。 しわの様子が波紋の様になっており   溶岩が固まる際にそのような模様になったようです。 しかしどうもスミス海は様子が違い、他とは成因が違う   ようでクレーターの上に暗い物質が降り積もったものかもしれません。   月面発光現象については近年動画撮影されていますが、地球で起こる流星と違い月面上では衝突による発光のため、   流星群では流星体が小さく考えにくいのではないでしょうか。                           
 3.水星と土星 (伊賀)   土星の写真はいろいろフレーム数を変えて合成しましたが、結局全数合成したものが(シーイングが悪くぼけて   いるフレームものも含めて)もっともきれいに見えました。 8分間に撮した4aviファイル(全4,802フレーム中4,778フレームをスタック)を処理した土星です。 何とか白斑の発達した模様を表現できました。      西方最大離角(1月9日)直前の水星です。3,600フレームをスタックしました。 肉眼で見たときはシリウスのようにぎらぎらと輝いていました。これほどはっきりと水星を見たのは初めてです。 撮影直前の水星はPCディスプレイの中で大きく泳ぎ、また七色に変化していました。 光軸調整中のミューロン210に3倍のバーローレンズをはさみToUcamProIIを使用しました。      望遠鏡の光軸は望遠鏡を向ける角度によって違うようで私は高度45度あたりの星を使って修正しています。 バーローレンズを入れると、バーローレンズの回転で光軸調整中の恒星の焦点外像も回転するので、バーローレンズ 単体の光軸も狂っているのかなぁと思っています。
 4.極軸あわせ   吉田    自宅では北極星が見えないので暗視管付のTVカメラと画面中心にマジックで印をつけたモニターTVを使います。 天の赤道に近く経度ができるだけ離れた2つの同じ赤緯の星が(鏡筒を赤経方向だけ回転して、)TVモニター中心に くるように方位と極軸の傾き調整をします。案外、短時間で調性ができる方法です。   長谷部    自分のは経緯台ですので追尾していると視野が回転しまい、それも一定回転ではないので苦労しています。  その他望遠鏡ではないのですがプラネタリウムの架台の形式についての解説    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 伊賀正夫、清野千代子、木村達也、長谷部孝男             田中利彦、滝 敏美、大倉正敏、水野義兼 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

OAA名古屋 HOME