名古屋支部 HOMEへ戻る

東亜天文学会 名古屋支部 2011年08月13日(土) 例会模様

2011/08月例会報告(word) --------------------------------------------------------------------    出席者 4名 吉田孝次 木村達也、長谷部孝男、池村俊彦 日時  2011年08月13日(土) 14:00〜16:30 場所  名古屋市 西生涯学習センター第3集会室
議題  1.各自近況紹介  (1).吉田  <仕事> 仕事の関係でこれまであまり関心を持たなかったジャンルに 関しても調査するようになりました。 星空観望会や太陽観測会のお手伝いをするのが、懐かしく思って やっています。天文漬けの生活が楽しいです。 木村さんにデジタル一眼を使っての街中での天体写真の撮り方を 教わりました。 <ライフワーク> また、流星のTV観測の初期の1980-2001年にVHSやHi-8テープに撮り 貯めた観測画像を遅まきながらDVDへ変換すべく、Hi-8デッキの修理 (メーカ最後の保守修理)とテープの巻き直しを始めました。 SONY GV-D200, GV-D800(ともにデジタル8)の最終出荷が9月と 安心しておりましたが、もはや入手できなくなってしまいました ので、EV-BS3000を修理して使うことになってしまいました。   
 (2).池村 望遠鏡のカバーを作りました。    工事用銀色のシートを切り抜き、手縫い約6時間かけて一気に作りました。    4年ほど前に作ったのですが、紫外線でボロボロになってしまった。それを型として切り抜く直前の写真です。    木綿糸、ナイロンなどどれで縫っても3年も経てば紫外線でボロボロになります。ステンレス線でも縫ってみました。     が、これは、よじれがひどく、縫うのに大変苦労します。結局、絡みにくいナイロン線0.3mmで6時間で一気に。     手首が痛くなりました。    ガムテープの補修部分が鏡筒部分に相当します。ブロックの一辺が40cmです。    
 (3).長谷部 天界への連載記事を始めましたが、ネタの継続に苦労しています。。 現在10月号用を作成中、「晴の海」の写真とかぐやのデータを比較しての考察をしています。     (4).木村 これといってありませんが、国民栄誉賞について、はやぶさも国民栄誉賞に値するように思うのですが、    なんで誰も言わないんだろうと不思議に思っています。    ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 2.δSco(ジュバ)の増光について   さそり座右頭部、縦に3つ並んだ星の真ん中の星です。 AAVSOホームページに紹介されました。   2.2等から2001年1.6等級に明るくなったとのこと。2011年6月にまた1.6等級になったが、2011年8月現在、戻っているようです。   変光星観測者の間で論議が行われているようですが、原因、メカニズムは不明のようです。
3.2つの月   Nature 2011.8.4号記載の『月は2つあった』の紹介   月の成因説でラグランジュの定点の位置に2つの月があり、それが合体して現在の月ができた。そのため、   表側(地球側)は重く、暗く、裏側は白っぽい という説です。    ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 4.αOri(Betelgius)が超新星爆発間近か   盆休み期間中のNHKアーカイブスで取り上げられたベテルギウスの超新星爆発の可能性についてが放映されました。   間近か、というのは、1年以内か100年以内か、東海地震の予知より難しいですね。
5.望遠鏡 Celestron C-11の改造  昨年の木星会議で、熊森氏のC-11改造の紹介があり、氏の撮像レベルの向上への貪欲さに感銘し、温度管理の重要さを認識するとともに、長谷部としての実施  方法を検討してきました。    6/27、分解してセルに冷却用空気穴を明けることにしました。  当初セル単体まで分解するつもりでしたが、鏡筒〜副鏡部は外れたものの、経緯儀の支柱とセル部を切り離すには、支柱部をベースから外すことになり  そうで、再組み立て調整に不安を感じたこと、焦点調整用筒部から押さえ用ナットは外せたが、接着されているのか主鏡が外れないことから、分解をあき  らめざるを得なくなった。  やむなく主鏡を最も前進させ、40mm程度の隙間を確保して、主鏡がついたまま作業をする決断をした。  食品用ラップを巻き実施した。切り屑は吸引したり吹いたりしたが、裏側にはまだ付着していることは間違いない。  比較的質の良くないアルミ鋳物であったので、電動ドリル(手工具)で穴あけ繰り広げかでき、φ12.7×6個、面積的には1-1/4インチの案と同等を確保した。  接眼部からアダプタ介して掃除機で吸引、外気を主鏡の裏から当てることで、温度均質化の高速化を計るようにした。  吸引は行い温度均一カはできているが、結構音が大きく、掃除機による吸引は21時以降は禁止になっている。        穴の状態                                    吸引状態       効果があったかどうかは不明だが、8/2の木星写真はこれまでになく細部が表現されている。     
6.International Observe the Moon Night OAA東京支部長 藤由さんからの紹介と、月面課スタート時に三品さんからの要望があって、OAA月面課として紹介と参加を呼びかけることにしました。 池村さんの協力をいただき、OAAホームページの掲示板に掲載した内容を紹介します。 この内容を作成するのに かなり時間を割きました。 10月8日、皆さんも観望会をしてはいかがですか。 国際お月見2011は10月8日   満月の模様をササッと書けるのは、すごいですね。(池村)    ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 7.小島信久さんからのお便り、M51の超新星2011bhを撮影しました。   高齢になり、体力に衰えを感じています。   望遠鏡の操作のほとんどを遠隔でできるようにしたので良かったと思います。まだまだ何かできそうだと思っています。   ブロニーフィルムで広い範囲を撮影し、フィルムスキャナで取り込んで気長に新星探しなどをしようかなどと考えております。 超新星2011bhの画像   
8.その他   突然の入会、見学希望者に備えて、ホームページ、の案内、興味を引きそうな写真や資料などを   ロッカーに保存配備しました。    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  支部長  吉田孝次  メンバー 伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、池村俊彦、田中利彦、清野千代子、        滝 敏美、大倉正敏、水野義兼 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

OAA名古屋 HOME