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東亜天文学会 名古屋支部 2011年11月12日(土) 例会模様
2011/11月例会報告(word)
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出席者 6名 吉田 伊賀 木村 長谷部 浅井 池村
日時 2011年11月12日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第3集会室
議題
1.東亜天文学会総会東京大会模様(吉田、長谷部)
天体発見賞で、外国の望遠鏡を遠隔操作により、観測、発見したという方がありました。
シチズンの天文時計開発が、印象的でした。
会場の様子はこれを見てください。
2011東亜天文学会総会97-03.xls
2.第4回双望会(ソウボウエ)に参加して(吉田)
新発売のドブソニアンや、自作の変わったアイデアなど興味深いものがありました。
会場の様子はこれを見てください。
第4回双望会97-03.xls
3.Asteroid 2005TUと2008TC3と1999JU3について(吉田)
2005YU55は月と地球の距離の85%ほどのところを通過しましたが、直径が400mほどで形が球形であることがわかっており、
もし、2008TC3のように地球に衝突したら、かなりの被害が予想されるものでした。
「はやぶさ2」の調査ターゲットになっている1999JU3についても天体の構成に興味がわくものです。
4.2012年5月金環日食用メガネ(長谷部)
OAA総会でアイソテック鰍フ江原氏から同社の販売する「日食メガネ」の性能や効果について説明がありました。
可視光以外に、昔のガラス+ススの時代では考慮されなかった赤外や紫外もカットしている。
赤外線は網膜やけど、紫外線は白内障の原因になる。
売られている輸入品に質の悪いものもあり、総会終了後に太洋を見て現物比較したが、確かに見え方に大きな差があった。
出席者にサンプルが配られました。回覧します。数がまとまれば卸価格で提供するとのことです。
8月の例会で来年の金冠日食を池村さんが話題にされたとき、清野さんは皮膚が弱いとおっしゃって、
ウチワ形のアイデアがでましたが、サンプルを作ってみました。
若いころのニュートンがサングラスをかけたデザインにしてみたが、ロックンローラーみたいな雰囲気です。
5.月惑星研究会関西支部に参加しました。(長谷部)
10月30日、京都山科で開催された例会に出席しました。
案内が間際だったのと、木星会議の2週前だったためか、参加は安達支部長、林氏、岡本氏、長谷部の4名でさびしかった。
メンバーの近況:岡本氏が最近結婚された。
木星の状況:詳細な解説。BA内部にある明るい小白斑の、BA内部での挙動の解析試みなど。
火星の状況:MROの写真と地上観測の比較で、ダストストロームの発生状況解説。
天王星:Stanislas Maksymowicz氏から眼視スケッチが送られていたが、正直30cmでこんなに見えるのかな?という思いだった。
最近ピク・ド・ミディ天文台から縞模様まで写った画像が届いたが、それらのスケッチの模様と酷似していて、改めてどんな
観測をしているのか尋ねてみたい。
6.最近の太陽黒点について(伊賀)
今大きな黒点が現れています。相対数の報告状況を見ても数値が大きくなっていますが、
報告、発表されている相対数の値のばらつきが大きいです。
・半暗部と暗部の両方を数える ・暗部のみを数える の二通りあるそうです。
(1)11月の太陽活動が活発
今年(2011年)の月別平均黒点相対数の暫定値は、
1月19.0、2月29.4、3月56.2、4月54.4、5月41.6、6月37.0、7月43.9、8月506、9月38.0、10月88.0、
と発表されていますが11月に入って、
1日141、2日121、3日161、4日100、5日135、6日144、7日154、8日160、9日200、10日164
と連日100を超え、平均150.0になりました。
2)AR11339の黒点
2011年11月09日11時40分ころに撮影したAR11339の黒点です。
太陽の直径と黒点の東西方向の大きさ(長径)の比から
黒点の視長径は角度の4分(241秒)、実長17.3万kmほどです。
肉眼で見ることができた人もいたようです。
NOAAによると黒点数は40個、太陽面上の先端と後端の経度差は15度です。
Specola Solare Ticinese ,Locarno(15cm屈折)のスケッチ(09日09時UT)の黒点数は52個でした。
KATANIA ASTROPHYSICAL OBSERVATORY(15cm屈折)のスケッチ(10日08時UT)の黒点数は本影23個半影35個でした。
8日から 9日に掛けて太陽の子午線を通過しました。
7.木星の衛星ガニメデを撮りました(池村)
2011/11/04 木星とともに、ガニメデの模様が撮れました。
8.ジャコビニ流星群の写真観測(木村)
ジャコビニ群と思われる流星4個 散在流星4個を写真で捉えました。
4個の群流星を掲載します。
g@2011/10/08 22h06m15s この画像をクリックすると原画像表示となります。
K-5 SMCペンタックスFA★ 24oF2(F3.5) 露出15s
gA2011/10/08 23h01m11s この画像をクリックすると原画像表示となります。
K-5 SMCペンタックスFA★ 24oF2(F3.5) 露出15s
gB2011/10/09 03h20m17s この画像をクリックすると原画像表示となります。
中央よりの方がジャコビニと思います。
K-5 SMCペンタックスFA★ 24oF2(F3.5) 露出15s
gC2011/10/09 04h29m20s この画像をクリックすると原画像表示となります。
K10D シグマEX・DG 28o F1.8 (F2.8)
ISO1600 露出120s 非常にかすかでプリントでは出ませんでした。一応矢印を入れておきました。
全フレームを動画にして、ユーミンの流星の歌をつけて、ここで鑑賞しました。
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支部長 吉田孝次
メンバー 伊賀正夫、木村達也、長谷部孝男、池村俊彦、浅井香代、田中利彦、清野千代子、
滝 敏美、大倉正敏、水野義兼
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