東亜天文学会名古屋支部2013年12月例会報告(伊賀)
(1)2013年11月の太陽黒点
資料を見てください。
(2)2014年の月面Xと月面Aの予報
Web上の計算機 CalSky で求めてみました。
地点は東経137度、北緯35度で時刻は日本時です。
a)月面Xの予報
2014年に月面余経度が358度になるおよその月日時分
とそのときの月の高度です。
月日 時分 余経度 月高度 観望条件
0109 0000 358.20 +06.11 高度が低すぎる
0207 1400 357.92 +31.77 日中
0308 0400 357.94 -29.02 地平線下
0407 1700 357.90 +67.30 まだ空が明るい
0507 0500 357.83 -42.31 地平線下
0605 1700 358.14 +58.39 まだ空が明るい
0705 0400 358.15 -54.59 地平線下
0803 1500 358.16 +34.62 まだ空が明るい
0902 0200 357.97 -46.41 地平線下
1001 1400 357.91 +18.81 昼間
1031 0300 357.88 -51.42 地平線下
1129 1700 357.92 +46.96 日没前後
1229 0800 358.12 -41.94 地平線下
b)月面Aの予報
2014年に月面余経度が071度になるおよその月日時分
とそのときの月の高度です。
月日 時分 余経度 月高度 観望条件
0115 0100 071.05 +66.63 好条件
0213 1423 071.02 -19.23 地平線下
0315 0410 071.01 +07.68 地平線に近い
0413 1700 070.99 +05.87 地平線に近い
0513 0500 071.00 -17.12 地平線下
0611 1620 071.03 -07.95 地平線下
0711 0320 071.05 -01.95 地平線下
0809 1415 070.99 -36.08 地平線下
0908 0200 071.11 +23.01 低い
1007 1400 070.96 -31.07 地平線下
1106 0315 070.96 +21.66 低い
1205 1703 071.04 +17.66 低い
(3)月面余経度計算フリーソフト/Websiteの紹介
a)Lunar Co-longitude
http://www.twesley.com/~astro/colong.htmからダウンロードします。
試みに2013/11/29 09:00を入力すると224と表示されます。
天文年鑑2013によると2013/11/29 09:00日本時223.97度です。
計算有効期間は1989年から2020年までです。
OSはWindows 95/98/NT/Me/2000/XPと記載されていますが
私のWindows7で計算できましたが少数点以下は表示されません。
文字化けも一部あります。
月面余経度計算Websiteは
b)CalSKY Moon Apparent View/Dataでは少数第2位まで計算できますが
一度に計算できる回数に制限があります。
http://www.calsky.com/cs.cgi/Moon/1?
c)GODARD SPACE FLIGHT CENTERのScientific Visualization Studioの
Moon Phase and Libration, 2014で少数第3位まで計算できます。
[Colpngitude] = [90] - [Subsolar Longitude] (+360)
http://svs.gsfc.nasa.gov/vis/a000000/a004100/a004118/
(4)水星食
2013年12月02日早朝の水星食をToUcamProIIで写してみました。
タイムスタンプとフレームレートが正しいと仮定して
第3接触06時29分05.6秒、第4接触06時29分13.9秒となりました。
GPSなどで保時ができれば星食観測に利用できそうです。
(5)水星と土星の接近
2013年11月26日朝、水星と土星が角度の23分03秒まで接近した写真です。
(6)冬至十日前
愛知県名古屋市西区の日出没時刻を国立天文台国立天文台天文情報センター
暦計算室で計算し、日出時刻、日没時刻が最も早い日と遅い日を求めてみま
した。
a)日没時刻が一番早い日は12月05-06日で、その時刻は16時40分です。
b)日出時刻が一番遅い日は01月07日で、その時刻は07時01分です。
c)日出時刻が一番早い日は06月13日で、その時刻は04時34分です。
d)日没時刻が一番遅い日は06月29日で、その時刻は19時11分です。
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