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東亜天文学会 名古屋支部 2017年04月08日(土) 例会模様
2017/04月例会報告(word)
出席者8名 吉田孝次、中谷仁、伊賀正夫、浅井香代、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹、木村達也
日時 2017年04月08日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第一集会室
主な話題:
1.宵の明星・明けの明星(伊賀)
先月、金星は内合になり明け方の空に回りました。堀源一郎氏の「天文計算セミナー」
(S56年恒星社)の金星の見え方についての解説の中に、内合時刻の計算式があります。
2.紀元二千五百三十三年太陽暦(伊賀)
紀元二千五百三十三年(明治六年)の改暦についての解説です。日本に太陽暦が入ってきたのは鉄砲伝来と
同じ頃で当時はまだユリウス暦なのだそうです。
3.短波を使用した標準電波について(中谷)
無線機を運用時する時に、時計合わせによく使っています。短波のJJYは2001年に廃止されましたので、
現在は短波では海外局です。
4.最近の変光星(中谷)
・うしかい座V(VBoo)半不規則型です。二つの周期が重なっているような光度変化です。現在8等台です。
・しし座R(RLeo)ミラ型で現在増光中です。明るくなれば5〜6等になります。
二つとも現在、観測しやすい季節です。
5.今年のみずがめ座η群(吉田)
大型連休中に極大を迎えるみずがめ座η群にダストトレイルの予報が出ています。-615年に放出された
ダストによるもので佐藤幹哉氏・Maslov氏らの予報です。
6.写してみました(伊賀)
・水星 低空で少しボケてしまいました。
・金星 内合前後の細い金星です。
・アルデバラン食動画によるものです。
7.スコーピオ・ミザールテック(木村)
いわゆる望遠鏡屋さんがテレビで紹介されていました。番組をDVDで見てもらいました。
・名古屋ローカル「ぐっさん家(ち)」名古屋のスコーピオにタレント山口智充(ぐっさん)氏が来店しました。
太陽のHα像を覗いていました。
・東京ローカル「じゅん散歩」YouTubeにアップされていた画像(それ違法です!!)です。タレント高田純次氏
のお散歩番組でミザールテックにて昼間の金星を覗いていました。
・三重県津市のアイベルで販売しているドブソニアン用の自動追尾架台です。どこかで見たような(2014年6月例会参照)。
8.「雨にも負けずプロジェクト」2017年スプリングキャンプ観望会他(長谷部)
@3/27にに実施しました。月も惑星も見ることができず、星団・二重星を中心に観望してもらいました。
途中ISSがほぼ天頂を横切り盛り上がりました。
A第26回ご近所天体観望会を4/1にアルデバラン食を対象として実施しました。PCを準備が雲多く手間取り
子供たちはそちらを気にして、潜入を目撃したのは母親のみでした。
B名古屋大学福井教室受講3/2514時〜16時1/28に次いでの受講です。超新星1987Aのその後についての話題です。
C地域情報誌に「岐阜かかみがはら航空宇宙科学博物館」の紹介記事がありました。
9.資料配布(小林)
(1) 宇宙背景放射について
電波天文学に詳しくないので、波長が長くなる=遠くをみるという意味が理解できなかった事と、最近特に
思っているのですが、遠くをみる=過去をみるも理解できません。遠く=過去については、地球上でみる光は
地球上に届く段階で過去というのか分かります。地球からの距離(光年)分、過去というのは。ただ、宇宙
背景放射というかより遠くをみることで「インフレーション」がみえるというのがどうしても私の頭にはしっ
くりこないのです。 次回、お時間をいただけるとありがたいです。
(2) 天頂引力について
前段階として大気差を観測しようとしていたのですが、仕事が忙しいのと悪天候により観測データが得られて
いません。もう少しデータ等を整理して、また報告します。
10.その他
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支部長 吉田孝次
メンバー 伊賀正夫、浅井香代、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹、
木村達也、中谷仁
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