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東亜天文学会 名古屋支部 2018年01月13日(土) 例会案内
2018/01月例会報告(word)
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出席者 7名 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、中谷仁、貞永幸代、小林美樹、木村達也
日時 2018年01月13日(土) 14:00〜16:30
場所 西生涯学習センター 第二和室
主な話題:
今年の抱負
(吉田)近く(天体写真でない写真の)14回目の個展と生徒さんたちの写真展を開きます。本年は本会、日本流星研
究会での活動以外にも、天文普及にがんばって行きたい。
(長谷部)月面の溶岩流を撮っていきたい。太陽光が東西で低い角度の時の画像を比べて、アルベルトによるもの
か判断していきたい。
(貞永)観測はしておりませんが、毎月のこの例会が楽しみです。
(伊賀)以前からの軌道計算を続けてやっていきたい。
(中谷)観測者数が少ない変光星がけっこう有ります。そういう星も見ていきたい。
(木村)淡い散光星雲用にフィルターを購入しました。これで撮っていこうと思っています。
1.天保6年のハレー彗星(伊賀)
天保6年(1835)のハレー彗星の回帰の際の加賀藩の寺西秀周(ひでちか1802-1883)の記録です。陰暦8月20日(10月11日)
の北斗七星近くから陰暦9月8日(10月29日)まで記録されています。この回のハレー彗星の回帰は幕府天文方には記録が
ありません。
2.火星と木星の接近(伊賀
1月7日に火星と木星の(離角0°12’34”)接近を写してみました。
3.クリスマスレクチャー2017in名古屋(長谷部)
・第一部「宇宙線の起源を解く」福井 康雄(名古屋大学特任教授)
名古屋大学の早川教授が1980年に超新星が起源という説を提案。「なんてん」4mパラボラの観測結果からも説明でき、
名大の主張が認められ始めているとの事です。
・第二部「宇宙線観測によるエジプト・クフ王のピラミッドの内部イメージング」森島 邦博(名古屋大学F研・基本粒子研究室特任教授)
NHKテレビでも紹介された「大回廊の上部に新たな空間の存在を発見」を技術・科学的に説明。乾板作成直後からの宇
宙線からの被爆は、2枚重ねておき観測直後に1枚を現像し、正規露光(40日)に差分を観測結果とするところは天体撮影
のダーク引きと同じです。
4.第125回福井教室2018/1/6名大理学部B5講義室(長谷部)
大マゼラン雲内にある超新星残骸N63A。長屋卓郎氏の論文を用いての解説です。
5.ダイソー望遠鏡(長谷部)
12月例会の吉田支部長のブレゼントを頑張って作りました。対物レンズは同じく100円の双眼鏡を分解し流用しました。
キットの凸レンズは2枚内向きにラムスデン風な構成にしてケプラー式にしました。
長谷部さんが改良した望遠鏡をのぞく小林さん
6.村上忠敬先生(長谷部)
11月例会で伊賀さんが名古屋支部でこの地区で活躍された天文家の記録は残しては?と提案されました。村上先生は私
(長谷部)がサークル「広島大学天文学会」の会長だった時、女学院大学に転籍され卒業式を行いました。サークル機関紙
「蒼穹」にご自身の寄稿記事をもとに卒業生・先輩方が中心にまとめられた「いつか来た道」に広島大学までのことが語
られており、改めてここで紹介します。
7.最近の変光星(中谷)
・くじら座οミラミラは極小時の光度が暗い時は次の極大光度が暗い傾向がありましたが、今回は極小光度が10等台まで
下がりましたがそれでも極大光度が2等台まで上がりました。長いスパンでは周期的に振幅しているようです。
・うしかい座Rミラ型の星ですがあまり観測している方がいないようです。今朝の双眼鏡観測では見えませんでした。
8.古い新聞紙面(木村)
年末・年始のテレビで昭和と平成のコンビニ比較の番組がありました。その中のコピー機の話題で今のコピー機の「コン
テンツプリントサービス」で誕生日の新聞紙面をプリントするものがありました。もちろん誕生日でなくても任意の日にち
を指定できますので早速行ってスプートニク1号とボストーク1号の紙面をプリントしてきました。ただ朝刊のみでプリント
するまで内容は分からず、1枚片面プリントで500円は高いと思います。
9.その他の画像
月クレータの生成年代(長谷部さん)
貞永さんから全員へのプレゼント
土星(長谷部さん)
木星(長谷部さん)
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支部長 吉田孝次
メンバー 伊賀正夫、浅井香代、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹、
木村達也、中谷仁
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