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東亜天文学会 名古屋支部 2018年07月14日(土) 例会模様
2018/07月例会報告(word)
参加者:7名 長谷部孝男、伊賀正夫、今枝優、浅井香代、貞永幸代、小林美樹、木村達也
日時 2018年07月14日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
主な話題:
1.日月食表(伊賀)
村上春太郎著「天文と気象(恒星社厚生閣1944年)」に日月食早見表が載っています。これは朔・望の時、日月食が
起こるのか、皆既か部分食なのか、それとも起きないのかを判断することができます。
2.七夕飾り(名古屋・江戸・西三河・昭和)(伊賀)
各地の七夕の飾り方と七夕飾りの支度の様子の紹介です。
3.撮ってみました(伊賀・長谷部)
木星・土星・火星の画像です。火星は砂嵐の影響でどちらも中央経度80°ぐらいですが表面模様がなかなか一致し
ません。いつもなら白く輝いて見える山が濃く写っています。(伊賀・長谷部)
月は目標の月面余経度時は天候に恵まれまれずunbiased撮影のみです。(長谷部)
4.ピカリング(伊賀)
ピカリング著古川龍城訳「火星」(白揚社1924年)の紹介です。火星の人工運河がまだ信じられていた時代の本です。
5.俳句(浅井)
「風薫る青き地球の中に居し」香代
浅井さんは俳句も嗜われ、俳句誌の常連です。
6.名古屋大学星の会総会・講演会(長谷部)
@元ハワイ観測所・国立天文台台長林正彦教授「すばる望遠鏡が見た宇宙〜最近の成果」を受講してきました。
星形成領域の観測の話です。30m望遠鏡(TMT)は今年秋には建設を始めたいとの事です。
A名古屋大学福井康雄特任教授「巨大星団の誕生:精密化する『メカニズムの解明』」
巨大星(太陽質量の15倍〜)の誕生のシナリオでガス同士の衝突と考えられるとの事です。論文提出しています
(6/22中日新聞に米国天文学誌に掲載されたと報じられています)。
7.観望会準備(長谷部)
@地区社会福祉協議会の観望会8/18-19予定
案内パンフの作成、タイムスケジュール案と配布資料の案を作成し本日(7/14)夜、役員の打ち合わせにて検討予定です。
A桜ヶ丘幼稚園7月6日お泊まり保育での星空観察
町内会地区内にある幼稚園の園長から要請です。晴れていたら実際に星を見せて説明する計画で配布資料を作成
しましたが、当日雨で観察会は中止になりました。
8.PCの内部ストレージの拡張(長谷部)
現在、惑星の撮像で1本の撮像で18G程になります。内部保存先100Gでは5本が限度で、この範囲で撮像して処理と外部
書き出しを繰り返してきました。観測効率を上げるためSSDを240→500GBに交換しました。
9.ピンホールプラネタリウム(長谷部)
2016年4月例会で紹介したピンホールプラネタリウムは6.5等まで再現、天の川まで見えて素晴らしいのですが、自宅
付近の4-5等までの空と違い、暗い星まで見えすぎると星座がわかりにくなるので、4等+位のものを作ろうと考えて
いました。製作しやすい0.5mm厚の塩ビ板を購入してものの、細いドリルが折れないかと約1年間放置していました。
桜ヶ丘幼稚園での話でプラネタリウムの希望もあり、久しぶりに見てみると両面テープで止めたところが外れていて、
今回塩ビ板でトライしてみました。
10.小惑星「リュウグウ」について(今枝)
現在「はやぶさ2」が探査中の「リュウグウ」のデーターです。地球近傍小惑星は4つに分類され(アポロ群・アモール群
・アテン群・アティラ群)「リュウグウ」はアポロ群に分類されています。
11.月の自転(小林)
ご存知のとおり月は公転と自転が一致していますが、そのことから月は自転していないと思っている方もみえます。
どの様に説明したら納得してもらえるでしょうか。
12.その他の写真
木村さん
貞永さん
小林さん 貞永さん
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支部長 吉田孝次
メンバー 伊賀正夫、浅井香代、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹、
木村達也、中谷仁、今枝優
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