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東亜天文学会 名古屋支部 2022年12月10日(土) 例会模様
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出席者 吉田孝次、長谷部孝男、貞永幸代、木村達也、今枝優
日時 2022年12月10日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
参加者:吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、貞永幸代、木村達也(5名、内会員4名)
主な話題:
1. 東亜天文学会鹿児島年会報告 (吉田)
11月26・27日に鹿児島市立科学館 3階で本年度年会の報告です。
2. 今年の思い出 (各自)
各自に今年を振り返ってもらいました。 健康に関するものが多かったようです。
3. 話題いろいろ (長谷部)
(1) オリオン大星雲を観望会対象に
街中での観望で淡い天体の場合、
我々アマチュアはボーッと見えるだけでも感激できるが、
一般人にはなかなか難しい。
電視観望で何とかなるものか?トライしてみた。
M42を家内に見てもらうと比較的良い感触で、可能性ありと判断した。
次は撮影映像をスタック・ウェーブレット処理後した画像で、生はもう少しザラザラ感であった。
共通データ;
ZWO ASI224MC+SharpCap 4.0+AutoStakkert3+RegiStax 6
M42_8cm直焦点:2022年12月2日21時34分
M42_15cm直焦点:2022年12月2日21時46分
(2) オンライン講習会 第14回もういちど学ぶ天文学
2022年11月25日 講師:名古屋大学 福井康雄 名誉教授
今回のテーマは「天体までの距離測定の課題」。
距離測定は人間の目が水平に2つ付いているのと同じ原理、対象物と2つの目で作る三角形による。
そもそも見える星はだいたい3000光年程度までに限られる。
近くにあるチリ:暗黒星雲も邪魔している。
三角測量では頂角が非常に小さく近距離に限定される。
星までの距離はセファイドによってかなり正確に判るが、ガスは測定しにくい。
関連する天体までの距離が判れば推定できる。
銀河中心方向にある超新星残骸までの距離が、それまでハーバード大主張の2万光年とされ、
結果的にサイズは400光年もあるとされてきた。
主要な高密度な腕にあるとの前提だった。
名古屋大は分子雲を視線速度毎に分離観察し、その中に超新星残骸と一致するものを発見。
視線速度から、薄いがかなり手前にある腕中のガスであり、この腕までの距離3000光年、直径で60光年に修正した。
Q:各腕の視線速度はどう推定されたのか?
A:銀河の各腕の速度は1950-60年代に、視線速度の最大値から200km/secと求められており、
各腕の視線方向の配置から視線速度を推定した。
他の多くの超新星残骸が、時間経過とともに加速エネルギーが減少するという関係性とこの推定結果は整合的である。
系外天体の場合はハッブルの法則に基づき比較的単純。
(3) 冬の星座・ISSの観望
昨年末に家内の知り合い向けに観望会を実施した。
中に星をよく見るようになった方もいて、オリオン座を起点として冬の星座を説明したいからと、
資料を作成し体操実施日12/8に家内が配布した。
当日夕方は17時24-30分にほぼ天頂を通過するISSと昇ってきていた火星と月が良く見え、家内のスマホにはラインの喜び
通信音が鳴り続いた。
(4) 中日新聞の天文関係記事
10月8日から12月9日の2か月間で、毎夕刊掲載の星物語を除いて42件。
4. 話題いろいろ
最近発見された彗星の軌道要素 等 docx (今枝)
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支部長 吉田孝次
メンバー 伊賀正夫、浅井香代、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹、
木村達也、中谷仁、今枝優、土合加津代
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