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東亜天文学会 名古屋支部 2023年01月14日(土) 例会模様
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日時 2023年01月14日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
参加者:木村達也、吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、貞永幸代(5名、内会員4名)
主な話題:
1. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 電子観望準備
プレアデス星団は8cm直焦点では写野が狭く見栄えがしないので、以前プレセペ星団用にに製作した6cmF4.5+レデューサ
を試したが、改めて見ると星像がかなり悪い。昔購入した35mmフイルムカメラ用望遠レンズSoligor135mmF2.8と
Kumura100mmF1.8のマウント部をCanon EOS kissF用に改造したがこれを利用できる様アダプタを製作した。
ASI224MC用に使用中の1-1/4”アダプタでピント合わせ可能でありCanon側のバヨネット部製作のみで済んだ。
15cm反射上部8cm反射同架用の台をそのまま流用している。
Soligor135mmF2.8の方が良好だった。プレセペ星団はトライしたい。
2023年1月08日18時30分
2023年1月10日22時02分(いずれもSoligor135mmF2.8時刻はJST)
社会福祉協議会の来年度行事を企画する時期である。土星・木星が年々8月での観望が難しくなってきており、
プレアデス星団も対象に加えた10月の開催として、電視観望の布石も兼ね提案してみたい。
(2) オンライン講習会 名古屋大学 福井康雄 名誉教授 クリスマスレクチャーズ2022 2022.12.24
「マゼラン雲中の球状星団R136」
LMC中のR136は10万太陽質量を持つ巨大星団。
球状星団は古く銀河中にたくさんあるが形成過程は不明だった。ALMAで得られた結果のLMCの画像で付近のガスを視線速度で
色付けするとV字型構造がみえる。 磁場を加味した雲―雲衝突のシミュレーション結果と似ており、ここで巨大星が形成
されるというアイデアは学会でも支持を得始めた。
銀河同士の相対運動は100km/secのオーダでガス雲衝突起因の星団は巨大となり時間を経て球状星団になるのではないか?
事例を積み上げ形成過程を追うには数多く調査すべきでアンテナ銀河では似た兆候が見える。
多くの事例を求めるには更に分解能を高める必要がある。
Q&A
R136はタランチェラ星雲を輝かせる散開星団といわれていると思いますが?;
「若いので散開星団」とする解説が多かったが、古い球状星団もでき方が判っていなかった。
R136の様な巨大質量を持つ星団が今後球状星団になっていくというのが今講演の本題。
(3) 中日新聞の天文関係記事
昨年12月10日−1月13日の1か月間で夕刊連載「星物語」除き17件。
NASAの関連では、 宇宙船オリオン帰還、インサイト引退。
JAXAの関連では、オモテナシ失敗原因、H3ロケット打ち上げ予定。
民間月着陸船ハクト打ち上げ、民間宇宙船スペースワン発射準備関連2件、
皆既月食と天王星食に関連した読者投稿3件、
「時」解説、「重力と生命」解説、「単位接頭語」解説、 など。
2. 話題いろいろ (今枝)
(1) 最近発見された彗星の軌道要素 (docx)
(2) P/2022 E3 (ZTE) の位置推算表 (docx)
3. ふたご座流星群を久留女木で見てきました (吉田)
4. 撮ってみました (木村)
年末の27/28日に南知多に行ってきました。 赤道儀のWi-Fi制御のテストとNEPTUNE-CUでの撮影テストです。
SharpCapで保存形式をRAW16・tifにするとステライメージのベイヤー現像のようなモノクロ画像になるので、
「ホット/クールピクセル除去」のあとに「RGB変換」を試してみました。 輝点ノイズは消えてくれました。
次回はダーク引きを試してみます。
5.その他
2023年から支部長は木村さんになりました。
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、
小林 美樹、中谷仁、今枝優、土合加津代
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