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東亜天文学会 名古屋支部 2023年02月11日(土) 例会模様
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日時 2023年02月11日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
参加者:木村達也、吉田孝次、今枝優、長谷部孝男、貞永幸代(5名、内会員4名)
主な話題:
1. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 福田学さんからの書籍受領
表紙
OAA本部経由で「月面を見て楽しむためのガイドブック」ご自身で撮影の写真を多用したB5-210ページの力作をお送りいただいた。
出版経緯や月面への思い・天界の記事を楽しみにしている手紙が添えられ、とても嬉しくまた執筆継続の励みにもなった。
以前 嶋森氏から感想メールをいただき、メール交換継続中だが、以前は月惑星研究会の関西支部に参加と聞いたのを思い出し、
兵庫県在住の福田氏はお知り合いではないかお尋ねすると、直接会ったことは無いものの以前同じ活動に参加されていたとのこと。
月面に関する情報交換をしたいとの申し入れにお二人とも了解下さり継続的に相談に乗っていただけることになった。
その後2月号掲載記事に関する感想を福田氏からいただいた。
(2) ZTF彗星の撮影
Soligor135mmF2.8(F4)で素人ながら自宅での撮影を試みた。
2023年1月31日23時39分
上から2023年1月31日23時39分・46分・53分・58分
2023年2月9日 左19時24分 右20時37分
(3) オンライン講演会 もういちど学ぶ天文学15
2023.01.28 名古屋大学 福井康雄 名誉教授
太陽質量の10倍を超える巨大星の形成過程は現在も定説がない。。
その中で、Spitzer Bubbleと呼ばれた泡形状の分子雲の形成について、
2006年に内部に見られる巨大星のUV放射によるとする論文が公表され、巨大星の生成についての説明がないまま広く流布していた。
しかし3つの問題点 @完全な球体でない A星は中心に無くてはならないがそうでない B一方の口が開いているがある。
2013年1月2日にお屠蘇気分で論文を読むうちこれに気付き、記憶にあったHabe&Ohtaの論文から、
その成因についての新たなシナリオを描くことができ、10日間位で論文化した。
裏付け観測・シミュレーションを行い、巨大星のでき方に関する名古屋大学モデルはかなり支持者を得てきた。
論文の引用も増え、海外研究者による裏付け観測も行われるようになってきた。
1つのバブル周辺には太陽質量程度の星もたくさんできており、星団も形成される。
Q&A:巨大星の比率は:太陽質量級の星(年に1個程度形成)の1/100以下。
(4) 中日新聞の天文関係記事
1月14日から2月10日の1か月間で、毎夕刊掲載の星物語を除き14件。
若田宇宙飛行士の船外活動3件、JAXA飛行士の試験、H2A打ち上げ関連3件、「宇宙農業」のついての解説、
イプシロン打ち上げ失敗原因、「スペースガードとDART」の解説、H3打ち上げ延期2件、NASA長官の訪日 など。
(5) OAA名古屋支部ホームページ更新の件
池村氏からメールにて操作の解説をしていただいているので、少し皆さんの前でトライしてみました。
およその作業を皆さんに紹介して可能性を検討しました。
とりあえず2月分は長谷部が作成してみて3月に結果の実際を報告したい。
2. 話題いろいろ (今枝)
(1) 最近発見された彗星の軌道要素
(2) 円軌道に近い軌道を持ち、かつ木星と土星の軌道付近を公転している彗星
(docx)
3. 話題いろいろ (吉田)
(1) ガチャベイの紹介
データを保存しているハードディスクが壊れてその再生に多大な費用が掛かった。
ハードディスクのデータをSSDにPCを経由せずにコピーするLogitecのガチャベイを紹介。
(2) 奥三河総合センターの紹介
星フェスタが行われた会場
4. 撮ってみました (木村)
1月19/20日に南知多に行ってきました。
銀河と星雲の撮影用のIDAS GNBフィルターのテストを兼ねた撮影行です。
NEPTUNE-CUは近赤外の感度が高いのですが飽和電荷容量が12keですぐ飽和してしまうのが難点です。
M51
M81
M82
M97
M104
NGC4565
NGC5128
ω星団
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、
小林 美樹、中谷仁、今枝優、土合加津代
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