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東亜天文学会 名古屋支部 2023年04月08日(土) 例会模様
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日時 2023年04月08日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
参加者 木村達也、伊賀正夫、今枝優、長谷部孝男、貞永幸代、小林 美樹(6名、内会員4名)
健康上しばらく欠席されていた伊賀氏が久々に出席くださり、また話題提供いただき楽しい例会となりました。
主な話題:
1. 話題いろいろ (今枝)
(1) 最近発見された彗星の軌道要素
(2) C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星は明るくなるのか
mi202304.docx
2. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 第16回 もういちど学ぶ天文学 2023.03.25 名古屋大学 福井康雄 名誉教授
潮汐力に関する解説でした。
重力はその源からの距離の2乗に反比例し、大きさある天体では場所による差で落下速度に差が出る。
天体の中心から観測すると、源側は速く 源の反対側は遅れるので、結果的に引き延ばされる作用となる。
これが潮汐力で、その大きさは重力の距離に関する微分なので、距離の3乗に反比例する。
(2) 中日新聞の天文関係記事
3月11日から3月7日の1か月間で23件。
天文遺産関連1件、若田宇宙飛行士帰還関連4件、天文講座4件(地方情報誌1件含む)、
JWTによるWR124の観測・天王星の輪各1件、NASA新宇宙服2件、小林・益川理論解説1件、
みんなの声:ISS・月写真各1件、H2A打ち上げ延期2件、JAXA宇宙飛行士関連2件、
H3打ち上げ失敗関連・NASA月面周回飛行士発表・ヴァージンオービット経営破綻 各1件。
(3) OAA名古屋支部HP
3月例会模様を作成し、池村氏にアップしていただいた。
当面は長谷部が原稿レベルで作成し、池村さんにお送りしサーバへのアップをお願いすることにしたい。
3. 話題いろいろ (伊賀)
(1) 金星と月の接近を撮ってみました
2023年3月24日 19時48分16秒(JST)
上写真の月の位置に合わせ 18時13分25秒(JST)撮影の金星像を追加したもの。約1.5時間の相対移動がわかる。
(2) パソコンで見る天文(紹介)
天文ガイド1988年4月号から1993年1月号にわたって海上保安庁水路部の久保良雄さんが
「天文計算プロムナード」として掲載されていたN88-BASICプログラムをTiny Basic for Windows (V1.51)
に移植を試みました。
i 月の秤動-その1-2023年3月24日(影の分も含まれています)
ii 月の秤動-その2-2023年4月 8日(影の分も含まれています)
移植未完で影の部分を塗りつぶされていません。
月面中心点の月面経度l、月面緯度bおよび自転軸Cの方向角が計算できます。
天文年確2023との差は、4月分で
(a)月面経度lは、+0.80°から-0.76°
(b)月面緯度bは、+0.75°から+0.58°
(c)自転軸Cは、 -0.05°から+0.35°
くらいでした。この有効期間は西暦1901年から2099年までとのことです。
(3) 月面Xと月面A
今年の出現予報です。
moonXA2023IGAON.pdf
4. 話題いろいろ (木村)
(1) 撮ってみました
2月16/17日に天狗棚に行ってきました。 やっぱり南知多よりも各段に空がきれいですね。
今回はNEPTUNE-CUで春の銀河や球状星団が主になりました。
平日の夜ですが5・6組の方がすでに見えておりました。
M63
M81_82
M106
NGC3628_M65_M66
NGC5128
(2) 中古望遠鏡
望遠鏡ショップ「コスモス」さんの中古コーナーにありました、タカハシの65mmセミアポ鏡筒をゲットしました。
フード色や接眼部、延長された鏡筒から旧タイプのアクロマート鏡筒にセミアポの対物セルを移植したもののようです。
ちょっとレストア(塗装しただけ)をし90S赤道儀に載せてみました。 う〜んかっこいいです。
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、
小林 美樹、中谷仁、今枝優
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