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東亜天文学会 名古屋支部 2023年05月13日(土) 例会模様
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参加者:吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、伊賀正夫、小林美樹、貞永幸代、木村達也(7名、内会員5名)
主な話題:
1. 最近発見された彗星の軌道要素(doc) (今枝)
2. 撮ってみました (吉田)
3. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 第154回 福井教室 2023.04.29 名古屋大学 福井康雄 名誉教授
オリオン座のトラペジウムを構成する巨大星と周囲の大星雲誕生シナリオに関する説の解説。
巨大星形成については定説がないが、5年前に発表した論文がかなり引用・評価され始め、
海外を含めた他チームによる検証観測もふえてきた。
星の誕生・進化に関する林忠四郎による京都モデルに続き、
巨大星の誕生に関しても日本発の説が認知されつつある。
オリオン大星雲付近では自己重力により一般星(巨大星でない)を形成している分子雲に、
小さな分子雲が衝突しその部分で巨大星が誕生している。
10万年程度の若い巨大星が放射する紫外線が周囲の分子雲を電離し、ガスを赤く見せている。
いずれガスは吹き飛ばされて星雲は見えなくなる。
銀河の衝突では分子雲同士の相対速度は100km/sec程度と1桁大きく、
それぞれの分子雲が巨大な場合は巨大星も含む大きな星団になるとみている。
(2) 中日新聞の天文関係記事
4月8日から5月12日の1か月間で広告含み計25件。(毎夕刊連載の「星の物語」を除く)
HAKUTO-Rの解説打ち上げ関係5件、JUICE打ち上げ2件、中国宇宙基地での東大チーム実験2件、
イプシロン・H3・スーパーベビー打ち上げ失敗関連各1件、中国宇宙基地での東大チーム実験2件、
スターリンク衛星と天体観測解説1件、星宮社民話1件、子供ホスピスでプラネタリウム1件など。
広告は星空観光2件、宇宙関係DVD1件。
(3) OAA名古屋支部 ホームページについて
4月例会模様を作成し、池村氏にアップしていただいた。
実作業時間は3時間くらいであり、これで良かったら継続可能です。
(4) 小惑星Comascinaによる掩蔽観測2023年4月14日
2月14日に練習していたが、当日天候に恵まれず実施できなかった。
(5) ネット上の気になる記事
(i) リュウグウのサンプルに比較的弱い圧力を受けた痕跡。
海洋研究開発機構の発表によると、採取粒子を分析した結果、
・蛇紋石やサポナイトの混合層が存在し 500℃以上には加熱されていないこと
・酸化鉄微粒子のフランボイドと呼ばれる構造が断層によりずれており2万気圧の圧力を受け他方
生成に数万気圧が必要なゾレンスキーアイトと言われる結晶も見られ結果的に一般的な隕石衝突に
起こる20万気圧に対しゆるやかな衝突があったと判った。
(ii) 20230420日食関連
・T.Hirose氏による皆既中のコロナ流線を強調した写真
・気象衛星「ヒマワリ」が撮影した地球に落ちた月の影の写真
4. 話題いろいろ (伊賀)
(1) 視楕円について
(2) 潮汐力の説明に遠心力を使ってはいけない事
5.その他(長谷部)
今回伊賀さんから視楕円について解説いただきましたが、
長谷部が提起したのは今枝さんからいただいた資料中のC/2023 A3の軌道図に関する疑問でした。
一般に楕円や放物線軌道を軌道面に垂直方向から見ればこのように、焦点(太陽)と近日点を通る軸線に対して
対称に見えるはずです。
C/2023 A3の軌道図ではこれを斜めから見た時を想像しても、
軸線がどこを通るのか近日点がどこなのか容易にイメージが涌かなかったのです。
今月例会で伊賀さんからご説明いただいたあと再度じっくり見直して、
次の図の様だと理解できました。
近日点を示して戴くとイメージし易いかもしれません。
ありがとうございました。
6.その他
長谷部さん
伊賀さん
貞永さん
小林さん
吉田さん
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、
小林美樹、中谷仁、今枝優、土合加津代
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