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東亜天文学会 名古屋支部 2023年12月09日(土) 例会模様
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参加者:吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、小林美樹、貞永幸代、木村達也(6名、内会員4名)
日時 2023年12月09日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市西生涯学習センター 第1集会室
主な話題:
1. 話題いろいろ (吉田)
(1) ESAユークリッド
(2) NASA
(3) リュウグウ
(4) プラネタリウム百年
(5) 小惑星の岩石と砂粒
小惑星の岩石と砂粒の深度分布に関する実験
(6) 新しい試みと教育
2. 話題いろいろ (長谷部)
(1)ピンホール・プラネタリウムの改良
地元町内の観望会(10月実施)で曇雨天時企画としてプラネタリウム鑑賞を提案し、
会場となる公民館の部屋にて投影チェック時、電池の新旧でかなり見え方に差があった。。
都度電圧のチェックが必要な電池でなくAC電源の使用を検討した。
公称3VのACアダプター(実測3.5V出)を前提に電池サイズのプラグを作り、
手持ちの抵抗を挟んで3.3V位にて取り敢えず投影可能となった。
追加製作した惑星・星座投影機に使用の100円均一LEDライトは、
取り換えが面倒なボタン電池だったので構造部のみ流用して高輝度LEDに取り換え、
これもAC電源で使用できるよう改造を始めた。
購入した大容量のアダプターは公称3.3Vに対し3.6V出ていたがそのままで、
惑星・星座投影機のテストに点灯している内に恒星球用電球が切れしてしまった。
幸い予備電球を持っていたが公称仕様は2.5V_1.88Wであったので、
恒星球の電球用には抵抗を入れて降圧する必要がありそうだ。
手持ちに適当な値の抵抗が無いため当面は恒星球のみ電池使用とし、
所要の抵抗が入手できたらテストする予定。
(2)福田氏からのメールから
天界に「月面あちこち」を投稿してから嶋森氏と福田氏とのメール交流がある。
OAA名古屋支部ホームページ内の先月記事中
金子功氏の件にご興味持たれたと嶋森氏からメールを頂いた。
ccでこれを読まれた福田氏からは、
近況として久々にニコン8cm屈折で月面のクレータ アルキメデスを見られ、
浅い谷の地形を観察できWILKINSの月面図と見比べたとの返信があった。
このメールからH.P.Wilkins & P.MooreのTHE MOON を思い出し開いてみた。
故佐藤健氏からお譲り頂いた頂いた時には気付いていたものの詳しく見ていなかった、
トレーシングペーパに印刷されたメモのようなものを改めて読んでみると、
当時木星観測者として有名だったエルマー・リース氏Elmer J. Reeseのスケッチのようである。
想像するにエルマー氏から佐藤氏へ送られたスケッチと考えられる。
スキャナーで取り込んだ画像をお二人にお送りしたところ、
非常に興味を持たれたようで次のような返信があった。
中野繁氏の「月面とその観測」に”佐藤健氏から提供のレッセ氏筆”として紹介されている。
(3)中日新聞の天文関係記事
11月18日〜12月8日の3週間で21件。
宇宙線アマテラス粒子、冬キャンプで星空紹介、北朝鮮の衛星軌道投入2件、
前園氏搭乗の宇宙船、JAXAへのサイバー攻撃2件、北海道でオーロラ、
韓国の軍事衛星打ち上げ3件、JAXA火星衛星探査機MMX計画時期について、
NASA有人月面着陸時期延期?、岡崎市美術博物館での写真展関連 広告含め3件、
隕石の色変化、三澤氏の太陽黒点スケッチ、SLIMの月着陸予定、
はやぶさ2目標小惑星の名称公募、リュウグウの砂再現の土壌で野菜栽培 など。
(4)天界連載「月面あちこち」
12月号に月面あちこち(15) ダーク・ハロー・クレータとクリプト・マーレが掲載されました。
3. 話題いろいろ (今枝)
(1) 最近発見された彗星の軌道要素
(2) 2024年に明るくなる彗星(天文年鑑2024から)
4. 流星写真 (木村)
ビエラ彗星関連のアンドロメダ流星群の突発を期待して、先週の12月2/3日に南知多
に行ってきました。 突発出現はありませんでしたが、その時に撮影出来た流星です。
5. その他
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、貞永幸代、
小林 美樹、中谷仁、今枝優、土合加津代
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