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東亜天文学会 名古屋支部 2024年11月09日(土) 例会模様
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参加者：長谷部孝男、小林美樹、木村達也（3名、内会員2名）
日時 2024年11月09日(土) 14:00～16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
主な話題：
1. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 度盛り環の改良
昼間金星の方向を求めるため度盛り環を作成、赤道儀を知らず日付環と赤経環を固定していた。
使い方として
①固定針に日付環を合わせる
②時刻環の現在時刻に針を合わせる
③赤経針を観測対象の赤経分戻す
④赤緯針を観測対象の赤緯に合わせる
としていたが特に③操作が面倒であった。時刻環を日付環に対し可動となるように追加し、
①日付環秋分位置に観測対象の赤経を合わせる
②時刻環・日付環の組で固定針に日付を合わせる
③赤経針を時刻環の現在時刻に合わせる
④赤緯針を観測対象の赤緯環赤緯に合わせる
に変更した。
これが本来の形かもと反省、今枝さんのC/2023 A3位置予報の活用に利用できた。
(2) C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星
CPC1100直焦点にZWO ASI224MCで撮像し、RegiStax6でスタック＋Wavelet処理した。
2024年10月21日18時44分～50分JST。
眼視では、明るさが一様でない様に感じられ、露光を変えた像で調べてみた。
gain=450で左から exp.=0.27、0.54、1.08、2.17sec、各61フレーム。
中心部では太陽側に扇形の広がり、中間部で尾方向に突起付き円形、
さらに離れて尾方向に広がりが見える。
一番右2.17secの露光で白(ネガ反転で黒)飛びしている部分の拡大。
CPC1100＋約X0.5-Reducer＋Canon EOS kissX3 ISO800、
5sec露光16枚をRegiStax6でスタック＋Wavelet処理。(17時58m22s-18h00m10s)
トーン調整、モノクロ反転、コントラスト処理、トリミングはGIMPとPhotofiltre。
(3)国立天文台 プロデュース 天体望遠鏡の架台
以前、初心者に推奨できるか調査した望遠鏡は、三脚・架台が別売。
貸し出し用に窓枠などに置いて比較的簡便に扱える架台を用意した。
昔の勤務先で、廃棄器材から拾った自由雲台を流用、ファインダー付加。
(4) 第162回 福井教室 10月26日on zoom
ガンマ線の観測装置としてチェレンコフ光の観測技術が向上し(H.E.S.S.など)分解能も向上してきた。
超新星残骸RX J1713.7$22123946のエックス線の強度分布・星間分子雲密度と、
ガンマ線強度との比例関係を3D空間で解析し、それらを分離することに成功した。
陽子起源が2/3、電子起源が1/3で、超新星爆発が宇宙線を加速という理論モデルを補強とのこと。
言われた言葉を記載したのみで、内容は今一理解できていない。
(5) 中日新聞の天文関係記事
10月12日～11月8日4週間で20件。
アニメ「チ。―地球のうんどうについて－」、探査機デスティニープラスの打ち上げをH3で、
万里の長城でオーロラ、紫金山・アトラス彗星、「大小詰物」、磁気嵐終わる、
太陽活動「極大期」25年まで、プラダの宇宙服、米探査機エウロパ・クリッパー打ち上げ、
JAXA宇宙飛行士認定2件、JAXA岡田理事が名城大付高で講演、宇宙ビジネス解説、
メッセナゴヤで宇宙産業2件、武井武雄展に「星曜日」、神舟19号打ち上げ、
H3-4号機打ち上げ 延期含め2件、ISSから投票 等。
(6) Net上の興味あった記事
①C/2024 S1が消滅する様子をSOHOが捉えた。
2. 話題いろいろ (木村)
(1) C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星
10月例会以降のC/2023 A3です。14日の南知多町は肉眼でよく見えてました。 もう少
しでも天候に恵まれたかったです。
C/2023 A3 動画 mp4
(2) 太陽黒点
お気軽太陽黒点撮影10月例会以降分です。17日・20日は黒点がさみしくなりました
が、また賑やかになってきました。
(3) 伊賀さん
以前、伊賀さんとの星見行でのスナップです。 伊賀家の皆様にお送りしました。 すご
く寒いようですが2017年9月30日の日の出20分程前の写真です。
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男
小林 美樹、中谷仁、今枝優、
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