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東亜天文学会 名古屋支部 2024年12月14日(土) 例会模様
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参加者:長谷部孝男、今枝優、小林美樹、木村達也(4名、内会員3名)
日時 2024年12月14日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 昭和生涯学習センター 第三集会室
主な話題:
1. 話題いろいろ (今枝)
(1) 最近発見された彗星の軌道要素(前回からの続き)
(2) C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)の観望記録
(3) 12月8日の土星食の観望
(4) 11月9日 秋の星見会実施
2. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 土星食 観望会
午前中の雨が一転快晴に、寒い中実施できた。
18名の参加中、潜入を見たのは2家族6人と長谷部の計8人のみ。
後半のみの人も多く、キャプチャ映像を見せた。
途中でモータリード線と電源線接合部が切れて動かなくなり、手動の追尾に追われた。
周囲を子供が走り回るのを前提とした固定強化を後日対策した。
写真は15cm直焦点にASI224MCで表示した際のキャプチャー映像から
切り出した画像。
(2) 揺動式赤道儀の育成
交流電源のない場所でも利用ができるよう、車のバッテリーから取れるDC/ACコンバータを購入した。
安価なもので50/60Hz共用で実周波数は55Hzであった。
構造的に交換容易なモータ側プーリ径を60/55倍にしたものを製作、
×126で土星を約30分間は十分な精度で追尾できた。
写真はプーリ交換時の様子、モータ軸にはキーを打ち込み固定する
奥にステイプラで固定した補修後の電源線が見える。
(3) 第26回「もういちど学ぶ天文学」 on Zoom 11月30日
今回は月に関する話題。
現在主流の衝突生成説に基づく生成―進化の概要と、主に潮汐力により月の自転と公転が同期したこと、
地球の近くで誕生した月は10万km位から現在の38万kmまで遠ざかった。
今でも遠ざかっていて、アポロ計画で設置のキューブミラーを用いたレーザー光の往復時間によると、その量は年間3.8cmずつである。
(4) 中日新聞の天文関係記事
11月9日〜12月14日5週間で18件。
ひまわり9号カメラ障害、旭ヶ丘高校天文部の成層圏気球、
リュウグウの砂から塩結晶、イプシロンS事故関連3件、大西さんISS船長、スパコン「アテルイ3」稼働開始、光格子時計の小型化、
NASAアルテミス計画の遅れ、「コイアス」発見の小惑星に命名、H3で運用するISSへの新型物資補給船の公開 など。
旭ヶ丘高校天文部の話はテレビでも話題として取り上げられた。
落合公園での観望会が地域情報誌「春日井 くらしのニュース」で紹介。
10月13日長谷部も見学、紫金山-アトラス彗星が肉眼で見え写真も。
(5) 愛媛支部の竹尾氏から「月面LOVE」関連情報
愛媛新聞向けに作成の、土星食を含めた資料を送られたので紹介します。
3.11月24日の名古屋はれー倶楽部での北尾浩一氏の講演の紹介 (小林)
4. 太陽黒点 (木村)
先月からの続きです。 やはり冬期はシーイングが悪いです。
5.その他
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、伊賀正夫、長谷部孝男、
小林 美樹、中谷仁、今枝優
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