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東亜天文学会 名古屋支部 2025年02月08日(土) 例会案内
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日時 2025年02月08日(土) 14:00〜16:30
会場:名古屋市 昭和生涯学習センター 第一集会室
参加者:長谷部孝男、今枝優、小林美樹、木村達也(4名、内会員3名)
主な話題:
1. 最近発見された彗星の軌道要素 (今枝)
2. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 昼間の肉眼での金星
1月8日13時過ぎに見えなかったが16時30分には容易に確認できた、と先月の例会で報告した。
見える/見えないの評価と同時に、金星付近の空の明るさを評価しようと露光計を使ってみた。
反射式受光面に、内側に黒紙を巻いた紙芯を取り付け指向性を高めて指示値を記録した。
まだ測定数が少ないものの、金星が見えたのはその方角が指示値150未満のようだ。
筒の有無での読みは、色々な条件下で比較すると5〜6倍違うことが判った。
150×5.5=825はISO100でF16−1/250secの露光相当、これ位の明るさで見えると言えそう。
(2) 第27回もういちど学ぶ天文学 on Zoom 1月25日
「銀河面にふりそそぐ中間速度水素雲」:昨年末のクリスマスレクチャーズと同内容を再度説明。
年初めの質問を受ける中、ナンテン2(アタカマの4m電波望遠鏡)の近況;
被害少なく昨年は3度の整備・準備作業および新しい受信機10数系統の性能テスト実施、
今年の夏から観測が開始できそう。
また近くの国立天文台のASTEと通信や発電設備の共用に関し協議始めた。
(3) 中日新聞の天文関係記事
1月12日〜2月7日の4週間で16件。
大阪万博日本館に火星の石やイトカワ・リュウグウの砂、アイスペースの付き着陸船打ち上げ、
すばる望遠鏡に新観測装置、スペースワン発射場ツアー、JAXAと災害状況推定に熊本県と協定、
「SLIM」が問うもの、さじアストロパークが博物館に、紫金山・アトラス彗星写真、
NASAの地球外生命の痕跡探査衛星にJAXA参加(2件)、ベンヌに核酸塩基、超軽量月面探査機YAOKI、
H3打ち上げ(2件)、2026年暦発表、能登「満天星」SNSで情報発信。
(4) ネット上の気になった記事
@ 2024G3アトラス彗星、関連して太陽圏電流シート
(5) 天文関係のTV番組
@ NHK探検ファクトリー「天体望遠鏡メーカー ビクセン」
A BSテレ東「いまからサイエンス 隕石は語る!恐竜絶滅」
JAMSTEC富岡尚敬 理学博士出演。
地殻内部で生成される高圧鉱物の知見を元に、隕石の衝突イベント履歴などを推定。
リュウグウの資料を分析したが衝突イベントに関しては若干期待と異なる結果だった、
今後ベンヌの資料も送られてくる予定。
3. 話題いろいろ (木村)
(1) 太陽黒点
お気楽太陽撮影です。
(2) M42
自宅でオリオン大星雲を撮ってみました。 FC-65に廉価の汎用レデューサーを付けて500mmを360mm程に短くしての撮影です。
IDAS NBZフィルターを付けてのウラノスCで8秒・20コマの簡単撮影です。
2月1日の土星食は「ほぼ赤外撮影」で挑戦しましたが、食30分前に曇ってしまいました。
4.その他
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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、長谷部孝男、小林 美樹、今枝優
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