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東亜天文学会 名古屋支部 2025年07月12日(土) 例会模様
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日時 2025年07月12日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター 第三集会室
参加者:吉田孝次、長谷部孝男、木村達也(3名、内会員3名) 見学者1名(柳澤玲子さん)
主な話題:
1. 話題いろいろ (長谷部)
(1) 夏の星の観察会 準備
8月に地元の社会福祉協議会で観望会を予定している。
久しぶりなので揺動式赤道儀が正常に動作するか確認した。
駆動系の木質部の傷んだ箇所をボンドで補修し、電気系・プーリーの状態も確認した。


(2) 名古屋大学 天文学講演会 on Zoom 6月28日
名古屋大学の坂田・平田ホールにて対面開催、私はリモートで受講した。
講師は岐阜大 柘植紀節特任助教、名古屋大 立原研悟准教授、お二人とも福井名誉教授の教え子。
@ 柘植助教:「銀河衝突が織りなす星間ガスの進化」
銀河衝突による星間ガス衝突が球状星団に匹敵する巨大星団を形成、
また衝突はX線観測により星間ガスの加熱にも重要な役割を果たしている。
A 立原准教授:「流れる星々が語る銀河の歴史」
大小マゼラン雲は重力を及ぼしあい引き出されたガスは大マゼラン雲に落下している。
Gaiaの公開データを活用し、巨大星の挙動を大規模に解析し新たに誕生した星が
電波観測で分かった母体ガス運動と連動した動きを示している。
いずれも最近の福井教室などで断片的に話されている内容が、筋だって説明されて解りよかった。
(3) 中日新聞の天文関係記事
5月15日〜7月11日の4週間で21件。
H2A最終打ち上げ5件、ハイパーカミオカンデ公開、宇宙項について、ベラ・ルービン天文台画像公開、
加賀谷氏天の川、スペースX宇宙船爆発、ホンダが再使用型ロケット実験成功、深海探査機うらしま8000改造、
原子核時計 解説、ソーラーオービターが太陽の極域撮影、H3解説、JAXAがCO2除去装置ISSでテスト、
七夕関係2件、名古屋大のそらLabでダイモン社長講演、ISS大西船長が万博会場と生中継、油井飛行士が記者会見。

(4) ネット上で気になった記事
@ JWSTでTWA7の周りに軽い惑星の証拠発見
A 3個目の恒星間移動天体
B 星誕生直後の惑星形成の第一歩(ALMAデータの画像復元手法)
C NinjaSatの観測成果: 中性子星表面の核融合による特大爆発
その他 D・ピーチの火星撮像、CFHTでの流星ビデオ、リュウグウサンプルから高温で生成される鉱物

(5) その他
パソコンを更新したがいくつかのアプリがバージョンアップでコンセプト・使い勝手が変わっていた。
Visual BASIC・画像編集ソフトGIMPがうまく使えない状態で困っている。
2. 話題いろいろ (吉田)
(1) 火星・月・地上のクレータ

(2) ジオスペース館での活動紹介


3. 話題いろいろ (木村)
(1) 太陽黒点 )
夏になり気流が良くなってディテールが見えてきましたがその反面透明度の悪い日ばか
りで露出が去年よりかかっています。



(2) 星雲・星団
今回は一眼レフではなく太陽の撮影に使っているウラノスCとIDAS社のGNBフィルタ
ーを使用しました。GNBフィルターは480nm付近と656nm付近の光を通した上に800?
900nmの近赤外光も通します。ウラノスCのセンサーは近赤外に感度が高く良く写りま
すがRGBの感度がこの800?900nm付近で揃うためモノクロの様な写りになります。
本来はゲインを下げて露光時間を伸ばしスタック枚数を上げればもっといい写りになり
ますが撮影者がせっかちですのでこんなもんです。


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支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、長谷部孝男、小林 美樹、今枝優
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