名古屋支部 HOMEへ戻る
東亜天文学会 名古屋支部 2025年12月13日(土) 例会案内
--------------------------------------------------------------------
日時 2025年12月13日(土) 14:00〜16:30
場所 名古屋市 西生涯学習センター第一集会室
参加者:吉田孝次、長谷部孝男、今枝優、小林美樹、木村達也(5名、内会員4名)
主な話題:
1. 2025年東亜天文学会北九州年会報告 (吉田)
吉田さんが「2025年東亜天文学会賞」を受賞されました。


2. 最近発見された彗星及びA/天体の軌道要素 (今枝)


3. 話題いろいろ (長谷部)
(1) CFHTelescopeカメラによるLemmon彗星・他
ハワイ マウナケア山のCFHTelescope LIVEカメラのLemmon彗星画像をまとめてみた。
これまで利用した際は、ほとんど天候を気にすることもなかったが、今回Lemmon彗星が画角に入る時期を連続して狙うと季節要因なのか
曇りや雨の日も多く、また月の影響は大で条件により写りがかなり違う。
好条件でのアンドロメダ座〜うお座付近の画像を反転処理等したものとミハイロフ星図を比較したところ、中央付近では8等以下まで
写っていることが確認できた(周辺減光はかなりあるようだが)。

(2) 15cm反射揺動式赤道儀のまとめ
定年時に転居したのを機に15cm手動経緯台と33cmドブソニアンで「ご近所天体観望会」を開始した。
自分観望では不自由なかったが観望会では天体が視野から外れる度に呼ばれ慌ただしい。
名古屋支部例会で水野義兼氏のアドバイスで揺動式赤道儀としたところ対応が容易になり更に電動化して大いに楽に開催できるようになった。
上下微動装置に加え15cm反射は水平向クランプ機構の追加で月面のスマホ撮影など一番活躍している。
架台はあり合わせ材料の特殊構造も多く特に15cmは鏡面を含めた全自作のため設置・操作が特殊である。
いずれ譲ることも考慮し 設置・使用法、また工夫した箇所や自分史的内容も含めまとめ始めた。

(3) 第32回 もういちど学ぶ天文学 名古屋大学 福井名誉教授 11月29日
前半 :宇宙の元素比と地球の状況、宇宙距離の梯子 まとめ。
後半 :銀河に降り注ぐ分子雲と星形成に関して、この2-3年の成果をおさらい。
12月20日に名古屋大学の講堂にてクリスマスレクチャー(事前予約制)を予定されています。
(4) 中日新聞の天文関係記事
11月8日〜12月13日の5週間で28件 他に深宇宙展の広告・告示計11回。
花博PR活動「きぼうの種」、中国宇宙飛行士帰還準備、カメレオン座の浮遊惑星、北海道でオーロラ、月と飛行機、
油井宇宙飛行士ISSから交信イベント、ひまわり9号観測再開、深宇宙展解説4回、天文台のあるホテル、
宇宙誕生から生命の歴史、宇宙ゴミ発生防止装置、加賀谷氏写真:月の虹、スペースシャトル形トイレ、
オーロラツアー(広告)、NGC6302写真、ベンヌ砂から糖検出、阿智村ナイトツアー(広告)、月の風景、
中国と名大の電波望遠鏡解説、火星での放電現象、オゾンホール拡大状態、富士見台高原の星空、
H3の3-0形態発射延期、コケ胞子宇宙でへっちゃら。
(5) 太陽黒点観望
ネット上の太陽画像には大きな黒点14294、14396が現れており、肉眼で見えるか興味を持った。
Baader Planetarium GMBH製フィルター使用し、12月7日15時ころ観察した。
肉眼 :見えたような? 以前より目が悪くなったか?
25×7双眼鏡 :十分に存在確認
8cm反射Or12.5mm :詳細を楽しむことができた
(6) ネット上や雑誌で気になった記事
@ ATLAS彗星が3個に分裂
A Royal Museums Greenwich天体写真コンテストのアンドロメダ銀河中央部(雑誌「ニュートン」)
バルジ部分にほぼ円形の淡い塵の渦が写っている。M31銀河全体の見た目傾きとは異なるがなぜ?
B 11月21日の流星クラスター(テレビのニュースでも取り上げられ、天文に無縁の友人から問い合わせあった)
アトムカムの普及でキャッチ率が上がってきているのか?
C 11月24日の土星 :9月頃中日夕刊コラム「星の物語」で「消失」とあったのを疑問視していたが、
ALPO-Jのメーリングリスト配信でも話題となり、見えるというコメントとともに画像が多数アップされた。

4. 話題いろいろ (木村)
(1) 太陽黒点
11月例会の続きです。

(2) 彗星
トリミングのあと1/2にリサイズ。


(3) 星雲・団
トリミングのあと1/2にリサイズ。

(4) 動画と拾ってきた画像
動画は星見の途中で出会った動物達でドライブレコーダーに記録されている物と写った流星です。以前はウサギが多かったのですが、
最近はウサギは全く見かけなくなりま した。イノシシは初めてです。近隣の畑等の周りは電気柵があるのもイノシシ対策なのでしょう。
各地で熊と遭遇する事例がニュースになっているので気を付けたいです。
鹿と流星(mp4)
イノシシと小鹿(mp4)
ネットから拾ってきた画像は某カツラのポスターの様です。鏡筒先に主鏡が付けてありますが下から覗くの固定観念からだと思いますが、
ポスター撮影時の手間がかえって増えていると思います。

5. 彗星の尾 (小林)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
支部長 木村達也
メンバー 吉田孝次、長谷部孝男、小林 美樹、今枝優
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
OAA名古屋 HOME